特許
J-GLOBAL ID:200903021110360838

血液浄化回路の自動プライミング処理方法および装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 浜田 治雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-179266
公開番号(公開出願番号):特開平8-038597
出願日: 1994年07月29日
公開日(公表日): 1996年02月13日
要約:
【要約】【目的】 プライミング効果を十分に達成し得ると共に、比較的簡単に構成することができる血液浄化回路の自動プライミング処理方法および装置を提供する。【構成】 動脈側採血部10から静脈側返血部12へ順次血液ポンプ14、入口側ドリップチャンバ16、血液浄化器18および出口側ドリップチャンバ20を配置した血液浄化回路22に対して、その採血および返血両部を接続して循環回路24を形成し、血液ポンプの上流静脈側回路部分24aにプライミング液供給系26を接続すると共に出口側ドリップチャンバにオーバーフロー系28を接続することにより自動プライミング処理装置を構成する。プライミング液供給系には、液切れ検出器50およびクランプ手段52を設け、出口側ドリップチャンバの循環回路下流側には、クランプ手段54を設け、これら検出器、両クランプ手段および血液ポンプを操作制御部56を介して制御操作するようにして、循環回路に対して、静脈側洗浄排出工程、動脈側洗浄排出工程および全体洗浄循環工程を含む各処理工程を順次かつ適宜組合せて実施するように構成する。
請求項(抜粋):
動脈側採血部から静脈側返血部へ順次血液ポンプ、入口側ドリップチャンバ、血液浄化器および出口側ドリップチャンバを配置した血液浄化回路に対して、前記採血および返血両部を接続して循環回路を形成し、前記血液ポンプの上流側にプライミング液供給系を接続すると共に前記出口側ドリップチャンバにオーバーフロー系を接続してなるプライミング処理方法において、前記循環回路に対してプライミング液供給系からのプライミング液をそれ自体の落差により血液ポンプの上流静脈側回路部分から前記オーバーフロー系へと流動させる静脈側洗浄排出工程と、プライミング液供給系からのプライミング液をそれ自体の落差および血液ポンプの吐出圧力により血液ポンプの下流動脈側回路部分から前記オーバーフロー系へと流動させる動脈側洗浄排出工程と、循環回路内の滞留液を血液ポンプの吐出圧力によりこの回路全体に循環させる全体洗浄循環工程とを含むことを特徴とする血液浄化回路の自動プライミング処理方法。

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