特許
J-GLOBAL ID:200903021122336347

航空機用空気調和装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 西岡 義明
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-278066
公開番号(公開出願番号):特開2000-103399
出願日: 1998年09月30日
公開日(公表日): 2000年04月11日
要約:
【要約】【課題】航空機の全運用条件下で必要とする空気調和の条件を満たし、かつ最も燃料消費の少ない運転を可能にし、また軽量化を図った航空機用空調装置を提供する。【解決手段】ACS3で得られた寒冷空気と、与圧室2の空気を抽出し、再度戻入する再循環ライン19の空気とを混合して適温の空気を得る再循環ライン19にVCS4のエバポレータ22を組入れ再循環空気を冷却し得るようにし、重複するダクトやファンを省いた。また、起動時から冷房を必要とする場合においては、室温が任意に定めた一定の温度に達するまではACS3のみで大量の空気を供給する急速冷却運転ができ、一定温度到達後は、与圧室内の空気を抽出して再度戻入する再循環ライン19にVCS4のエバポレータ22を組入れ、再循環空気を冷却するようにし、ACS3への供給空気量を換気のために必要である量まで削減して低燃費運転を行う。
請求項(抜粋):
コンプレッサで圧縮された空気を断熱膨張させて寒冷空気を得てそれを冷却源とするエアーサイクルシステムと、冷媒ガスを圧縮しコンデンサで冷却し液化させた後、断熱自由膨張させて寒冷流体を得て、エバポレータで前記寒冷流体の気化潜熱により被冷却流体を冷却するベーパサイクルシステムを共に備えて空気調和を行う航空機用空気調和装置において、前記エアーサイクルシステムで得られた寒冷空気と、被空気調和室内の空気を抽出し再度戻入する再循環ラインの空気とを混合して適温の空気を得るようにした前記再循環ラインに、前記ベーパサイクルシステムの前記エバポレータを組入れ再循環空気を冷却し得るようにしたことを特徴とする空気調和装置。

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