特許
J-GLOBAL ID:200903021130398947

超音波流量計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三宅 宏 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-185622
公開番号(公開出願番号):特開平9-033308
出願日: 1995年07月21日
公開日(公表日): 1997年02月07日
要約:
【要約】【目的】 シングアラウンド法を用いた超音波流量計の計測精度を改善する。【構成】 流れの順方向に超音波を発射して伝搬時間t1 を計測するときのタイムチャートを図に示す。先ずスタート時に駆動パルスP1で送波器を駆動する。送波器は振動して超音波を受波器に向けて発射すると同時に電気信号S11を生じる。S11の第3波を検知回路で検知して信号P11を得る。受波器の電気信号S21の第3波を検出した信号P21で駆動パルスP2を送波器に印加する。これをくり返しN回目の信号P2Nまでの時間T1 と、遅れ時間τの平均から伝搬時間t1 を求める。同様にして逆方向の伝搬時間も求め、これらから流量を演算する。
請求項(抜粋):
1組の送受波器(2)(3)を有し、一方の送受波器(2)を送波器として流れの順方向に超音波を発射するとともにこの超音波を他方の送受波器(3)を受波器として受信することを複数(N)回くり返し、次に前記他方の送受波器(3)を送波器として流れの逆方向に超音波を発射するとともにこの超音波を他方の送受波器(2)を受波器として受信することを複数(N)回くり返して、超音波の順方向と逆方向の伝搬時間から流体の流速を測定するシングアラウンド法を用い、流体中を流れと平行あるいは斜め方向に超音波の送受をする超音波流量計において、送波器として用いるときは、その振動により流体中に超音波を発射するとともに、振動に応じた電気信号を出力する送受波器(2)(3)と、送受波器(2)(3)の電気信号を入力して、その第m波を検知して検知信号を出力する唯一の第m波検知回路(5)と、第m波検知回路(5)から出力される前記複数(N)回の検知信号のうち、送波器よりの最初の電気信号の第m波検知信号(P11)から、受波器よりのN番目の電気信号の第m波検知信号(P2N)までの時間(T1 又はT2 )を測定する第1のタイマ(6)と、受波器の電気信号の第m波検知信号(P21、P22、...、P2(N-1))から、それに続く送波器の電気信号の第m波検知信号(P12、P13、...、P1N)までの遅れ時間(τ)の平均値を測定する第2のタイマ(7)と、受波器のN番目の第m波検知信号(P2N)を検知して、N番目の受信終了信号を出力するカウンタ(8)と、送受波器(2)(3)のうちの送波器をスタート信号で駆動するとともに、その後は第m波検知回路(5)から出力される受波器の第m波検知信号(P21、P22、...、P2(N-1))ごとに送波器を駆動する送波器駆動回路(10)と、送波器駆動回路(10)にスタート信号を出すとともに、カウンタ(8)からの前記N番目の受信終了信号を受けて、第1のタイマ(6)の測定値(T1 )(T 2)と第2のタイマ(7)の測定値である遅れ時間(τ)の平均値とから流量を演算する演算制御回路(9)とを具備したことを特徴とする超音波流量計。

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