特許
J-GLOBAL ID:200903021179120758

成形品及びその成形方法、並びに金型組立体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山本 孝久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-208987
公開番号(公開出願番号):特開平11-048290
出願日: 1997年08月04日
公開日(公表日): 1999年02月23日
要約:
【要約】【課題】通常の熱可塑性樹脂を用いても成形不良を発生し得る、0.1〜1mm厚の薄肉成形品の成形方法を提供する。【解決手段】(イ)第1及び第2の金型部10,11、(ロ)キャビティ15内に溶融樹脂を射出するための溶融樹脂射出部14、並びに、(ハ)該金型部の少なくとも一方に配設され、厚さ0.5〜10mm、弾性率0.8×106kg/cm2以上、熱伝導率0.2〜2×10-2cal/cm・sec・degの無機材料から作製された入れ子16を備え、金型部を型締めしたときのキャビティ15の距離をt0(単位:mm)、kiを流動係数(但し、1.5≦ki≦10)、αを熱可塑性樹脂の流動指数(但し、40≦α≦800)とし、溶融樹脂射出部14から最も遠い所に位置するキャビティ15の部分から溶融樹脂射出部14までの距離をL(単位:mm)としたとき、L≦kiαt02 (但しL≧3)を満足する金型組立体を用い、溶融樹脂射出部14からキャビティ15内に溶融熱可塑性樹脂を射出する。
請求項(抜粋):
厚さが0.1mm乃至1mmの熱可塑性樹脂製の成形品を成形するための金型組立体であって、(イ)キャビティが設けられ、熱可塑性樹脂に基づき成形品を成形するための第1の金型部及び第2の金型部、(ロ)該第1若しくは第2の金型部に配置され、該第1の金型部と該第2の金型部とを型締めした状態において形成される該キャビティ内に溶融熱可塑性樹脂を射出するための溶融樹脂射出部、並びに、(ハ)該金型部の少なくとも一方に配設され、厚さ0.5mm乃至10mm、弾性率0.8×106kg/cm2以上、熱伝導率0.2×10-2cal/cm・sec・deg乃至2×10-2cal/cm・sec・degの無機材料から作製され、キャビティの一部を構成する入れ子、を備え、第1の金型部と第2の金型部とを型締めしたときの金型部の開閉方向に沿ったキャビティの距離をt0(単位:mm)、kiを流動係数(但し、1.5≦ki≦10)、αを使用する熱可塑性樹脂の流動指数(但し、40≦α≦800)とし、溶融樹脂射出部から最も遠い所に位置するキャビティの部分から溶融樹脂射出部までの距離をL(単位:mm)としたとき、L≦kiαt02 (但しL≧3)を満足することを特徴とする金型組立体。
IPC (4件):
B29C 45/26 ,  B29C 45/37 ,  B29C 45/80 ,  B29K101:12
FI (3件):
B29C 45/26 ,  B29C 45/37 ,  B29C 45/80
引用特許:
審査官引用 (11件)
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