特許

J-GLOBAL ID：200903021219247624

3次元粒子追跡流速計のカメラ較正方法及び装置

発明者： 新井 達也
出願人/特許権者： 石川島播磨重工業株式会社
代理人 (1件)： 坂本 光雄
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平10-148083
公開番号（公開出願番号）：特開平11-337565
出願日： 1998年05月28日
公開日（公表日）： 1999年12月10日
要約：

【要約】【課題】 モニタ上のターゲット画像抽出時に要する確認作業のための労力を削減する。【解決手段】 5個の座標C1 の明らかなターゲット7を配設してなる較正プレート6をカメラで撮影し、モニタ5上のターゲット画像8を抽出して画面座標C2 を測る。写像関数演算部9でターゲット7の座標C1 とターゲット画像8の座標C2 とから、較正プレート上の点がモニタ5上に写される際の写像関数Fを導く。一方、3次元座標算出部10で複数のターゲット7の座標C1 から多数の仮想ターゲット7′の座標C3 を算出する。画面座標算出部11で仮想ターゲット7′の座標C3 から写像関数Fを用いてモニタ5上の仮想点8′の座標C4 を算出する。ターゲット7とターゲット画像7′及び仮想ターゲット7′と仮想点8′の座標C1 ,C2 ,C3 ,C4 から、演算部12においてカメラの配置条件Sを求めるようにする。

請求項（抜粋）：

測定領域となる流れ場内に投入された粒子を、複数台のカメラを用いて撮影し、得られた画像を解析して単位時間当りの該粒子の移動度を求めることにより、該粒子位置での流体の流速を測定するようにした3次元粒子追跡流速計における上記測定領域内の所定位置に、平面に複数のターゲットを配設してなる較正プレートを配置して、該較正プレート上の各ターゲットの3次元座標と、上記較正プレートをカメラで撮影して得られるモニタ上の該各ターゲットに対応するターゲット画像の画面座標とから、較正プレート上の座標がモニタ上の画面座標として写される際の写像関数を求め、又、較正プレート上に実在するターゲットの3次元座標を基に算出した該較正プレート上の多数の仮想ターゲットに対応するモニタ上の画面座標を、上記写像関数を用いて算出し、しかる後、各ターゲット及び各仮想ターゲットの3次元座標と、該各ターゲットに対応するターゲット画像のモニタ上の画面座標及び各仮想ターゲットに対応するモニタ上の画面座標とから、上記カメラの配置条件を求めることを特徴とする3次元粒子追跡流速計のカメラ較正方法。