特許
J-GLOBAL ID:200903021219914540
アルミニウム缶体の製造方法
発明者:
,
,
,
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐藤 辰彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-236362
公開番号(公開出願番号):特開平8-099139
出願日: 1994年09月30日
公開日(公表日): 1996年04月16日
要約:
【要約】【目的】外観印象及び成形性に優れたアルミニウム缶体の製造方法を提供する。【構成】オイルピットが全表面積の7%以下であり、加熱処理前の引張強度300〜320N/mm2 、耐力285〜300N/mm2 で、205°C×10分の加熱処理後の引張強度295N/mm2 以上、耐力265N/mm2 以上のアルミニウム素板を脱脂洗浄する。該素板に、分子構造中に親水性基を有する合成油を基油とする潤滑油を塗布する。該素板に、潤滑剤として前記基油の水性エマルジョンを塗布して有底筒状のカップに打ち抜く。前記カップを絞りしごき加工して一端が開放された缶体を得る。前記缶体の内外面に塗料を塗布し、加熱乾燥または焼付けして塗装を施し、開放された端部にフランジ部を形成する。前記合成油は、ジメチル・プロピレングリコールと高級脂肪酸のとのエステルである。打ち抜くときのダイとパンチとのクリアランスが前記素板の厚さの108〜120%である。
請求項(抜粋):
アルミニウム-マグネシウム合金からなるアルミニウム材料を圧延して得られたアルミニウム素板を脱脂洗浄して潤滑油を塗布する潤滑油塗布工程と、前記アルミニウム素板に潤滑剤を塗布して有底筒状のカップに打ち抜く打ち抜き加工工程と、前記有底筒状のカップを絞りしごき加工して一端が開放された缶体を得る絞りしごき加工工程と、前記缶体の内外面に塗料を塗布し、加熱乾燥または焼付けして塗装を施す塗装工程と、前記缶体の開放された端部にフランジ部を形成するフランジ加工工程とを備えるアルミニウム缶体の製造方法において、前記アルミニウム素板は、前記アルミニウム材料を圧延する際に生じたオイルピットが全表面積の7%以下であり、加熱処理前の状態で引張強度300〜320N/mm2 、耐力285〜300N/mm2 で、205°C×10分の加熱処理後の引張強度が295N/mm2 以上で該加熱処理前の値以下、耐力が265N/mm2 以上で該加熱処理前の値以下となる強度特性を有するとともに、前記潤滑油塗布工程で前記アルミニウム素板に潤滑油として分子構造中に親水性基を有する合成油を基油とした潤滑油を塗布した後、前記打ち抜き加工工程で前記アルミニウム素板に前記潤滑剤として前記合成油の水性エマルジョンを塗布して有底筒状のカップに打ち抜くことを特徴とするアルミニウム缶体の製造方法。
前のページに戻る