特許
J-GLOBAL ID:200903021280892141

沸騰冷却装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石黒 健二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-186165
公開番号(公開出願番号):特開平11-031768
出願日: 1997年07月11日
公開日(公表日): 1999年02月02日
要約:
【要約】【課題】 薄幅化しても受熱部へ十分に冷媒液を供給できる沸騰冷却装置を提供すること。【解決手段】 密閉容器1は、受熱プレート3、放熱プレート4、細溝プレート5、及び太溝プレート6の各プレートを積層して構成される。細溝プレート5は、受熱プレート3の内側と放熱プレート4の内側にそれぞれ配され、プレートの縦方向に伸びる複数の溝5aが等間隔に形成されている。また、細溝プレート5は、その板厚が溝幅と略同一に設けられている。太溝プレート6は、両細溝プレート5の間に2枚重ねて配され、プレートの横方向に伸びる複数の溝が等間隔に形成されている。また、太溝プレート6は、その板厚が溝幅と略同一に設けられている。但し、細溝プレート5の板厚と溝幅は毛管長さより小さく(例えば0.5mm以下)設定され、太溝プレート6の板厚と溝幅は毛管長さより大きく(例えば1.0mm以上)設定されている。
請求項(抜粋):
冷媒の沸騰と凝縮の繰り返しによる熱伝達を利用して発熱体を冷却する沸騰冷却装置であって、表面に前記発熱体が取り付けられる受熱壁、及びこの受熱壁と所定の間隔をおいて対向する放熱壁を有し、内部に冷媒が封入される密閉容器と、この密閉容器内で前記受熱壁と前記放熱壁との間に介在されて、前記受熱壁と前記放熱壁とを熱的に連結する伝熱部と、前記密閉容器内で前記発熱体の熱を受ける受熱部へ冷媒液を供給するための冷媒液供給通路とを具備し、この冷媒液供給通路は、その通路幅及び通路高さが、冷媒蒸気より冷媒液の方が優先的に流れることのできる大きさに設けられていることを特徴とする沸騰冷却装置。

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