特許
J-GLOBAL ID:200903021287189934

移動式クレーンのブーム伸縮機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小橋 信淳
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-081982
公開番号(公開出願番号):特開平11-278793
出願日: 1998年03月27日
公開日(公表日): 1999年10月12日
要約:
【要約】【課題】 ブームの伸縮動作時間を短縮できると共に、油圧シリンダの出力を有効に用いることができる構成を備えた移動式クレーンのブーム伸縮機構を提供する。【解決手段】 ベースブーム1内にて複数の中間ブーム3、4、5、6を伸縮自在に挿嵌し、さらにこの中間ブーム内にトップブーム2を伸縮自在に挿嵌してなる多段伸縮ブームを備えた移動式クレーンのブーム伸縮機構において、ベースブーム1側にピストンロッド7Aが固定されている1段復動油圧シリンダ7のシリンダチューブ7B基端に、このシリンダチューブ7Bと選択されたブームとを連結する手段8と、隣接するブーム同士を固定するブーム間固定手段10の固定を解除するブーム間固定解除手段11とを備え、トップブーム2とシリンダチューブ7Bによって伸縮される次段の中間ブーム3との間に伸長用ワイヤ13および収縮用ワイヤ14とを設け、次段のブーム3の伸縮動作に連動して上記各ワイヤ13、14のいずれかが牽引されることでトップブーム2を同時に伸縮させる。
請求項(抜粋):
ベースブーム内にて複数の中間ブームを伸縮自在に挿嵌し、さらにこの中間ブーム内にトップブームを伸縮自在に挿嵌してなる多段伸縮ブームを備えた移動式クレーンのブーム伸縮機構において、上記ベースブームにピストンロッドの端部が軸支され、シリンダチューブが伸縮可能に設けられている単一の1段復動油圧シリンダと、上記1段復動油圧シリンダのシリンダチューブのロッド側端部と上記各段中間ブーム基端部とを選択的に連結し、連結時には上記シリンダチューブの伸縮動作に連動して選択された中間ブームを伸縮させるシリンダブーム連結手段と、上記ベースブームおよび上記各段の中間ブームのうちで隣り合うブーム同士を固定するブーム間固定手段であって、隣接する各ブームのうちで上記ベースブーム寄りのブーム基端側で上記ブームの軸線と直角な方向に沿って外側に突出する習性を付与されているピンと、隣接する各ブームのうちで上記トップブーム寄りに位置して上記ピンを受容する係合部とからなるブーム間固定手段と、上記1段復動油圧シリンダのシリンダチューブ側端部にて上記ピンと係脱可能に設けられ、上記ピンと係合してそのピンを上記係合部から離脱させることでそのピンおよびこれが係合していたブーム同士の固定を解除するブーム間固定解除手段と、上記トップブームに隣接する次段の中間ブーム先端部に設けられている伸長用シーブに掛け回され、延長方向一端を上記トップブーム基端側に、延長方向他端を上記中間ブームのうちの次段の中間ブーム先端側にそれぞれ固定されている伸長用ワイヤと、上記トップブームに隣接する次段の中間ブーム基端側に設けられている収縮用シーブに掛け回され、延長方向一端を上記トップブーム基端側に、延長方向他端を上記中間ブームのうちの次段の中間ブーム先端側にそれぞれ固定されている収縮用ワイヤとを備えて構成されていることを特徴とする移動式クレーンのブーム伸縮機構。

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