特許
J-GLOBAL ID:200903021306780720

車両の制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 前田 弘 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-069983
公開番号(公開出願番号):特開平9-254765
出願日: 1996年03月26日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】 車輪ロックの防止と制動性の向上とを高い次元で図りかつホールドバルブの保護を図る。【解決手段】 制動時にホールドバルブ及び減圧バルブの開閉制御により各車輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧をそれぞれ加圧、保持又は減圧して制動力制御を行う。制動開始後でかつ制動力制御開始前におけるブレーキ液圧の上昇時に後輪用のホールドバルブを、後輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧が前輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧よりも低くかつ後輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧の単位時間当たりの上昇率が前輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧のそれよりも小さくなるように制御する。その際、後輪の挙動が安定状態にあることを判定部55で判定し、補正部54により後輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧の単位時間当たりの上昇率が安定状態前に比べて大きくなるように補正する。
請求項(抜粋):
ブレーキ回路内の作動液圧を検出する液圧検出手段を設けるとともに、前輪及び後輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧を各々保持するための複数のホールドバルブと、上記ホイールシリンダ内のブレーキ液圧を各々減圧するための複数の減圧バルブとを設け、制動時に車輪速度が車体速度よりも所定以上小さいと判定されたときに、車輪速度を車体速度に近付けるべく、上記2種類のバルブの開閉制御により各車輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧をそれぞれ加圧、保持又は減圧して制動力制御を行うように構成された車両の制動力制御装置において、制動開始後でかつ上記制動力制御開始前におけるブレーキ液圧の上昇時に後輪用のホールドバルブ又は減圧バルブを、後輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧が前輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧よりも低くかつ後輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧の単位時間当たりの上昇率が前輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧のそれよりも小さくなるように制御する制御手段と、上記ブレーキ液圧の上昇時に後輪の挙動が安定状態にあるか否かを判定する判定手段と、上記判定手段の判定結果を受け、上記制動力制御開始前に後輪挙動の安定状態が判定されているときに、後輪のホイールシリンダ内のブレーキ液圧の単位時間当たりの上昇率が、該安定状態の判定がないときに比べて大きくなるように上記制御手段の制御を補正する補正手段とを備えたことを特徴とする車両の制動力制御装置。
IPC (3件):
B60T 8/58 ,  B60T 8/26 ,  B60T 8/48
FI (3件):
B60T 8/58 Z ,  B60T 8/26 H ,  B60T 8/48

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