特許
J-GLOBAL ID:200903021322892937

車両のステアリングシャフト

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大浜 博
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-017584
公開番号(公開出願番号):特開平6-227404
出願日: 1993年02月04日
公開日(公表日): 1994年08月16日
要約:
【要約】【目的】 車両のステアリングシャフトにおいて、コラプス荷重を低く設定することによるメインシャフトの倒れ変形の防止と、中間シャフトの大きな変形ストロークを確保することによる衝撃吸収性能の向上との両立を可能とする。【構成】 中間シャフト3を、スライド可能な複数のシャフト部材31,32で構成し且つこれをシャーピン部材40により破断可能に連結する一方、該複数のシャフト部材31,32の少なくともいずれか一方側に脆弱部33,34を形成するとともに、該複数のシャフト部材31,32のスライド変位を所定のストローク位置において規制するスライド規制部材30,35を設ける。シャーピン部材40が比較的小さなコラプス荷重で破断することでメインシャフトの倒れ方向の変形が防止される。中間シャフト3が脆弱部33,34で折曲することでコラプス時の変形ストロークが拡大される。
請求項(抜粋):
一端にステアリングホイールが取り付けられるとともに車体側に取り付けたステアリングコラムにより回転自在に支持されたメインシャフトと、その一端が第1ユニバーサルジョイントを介して上記メインシャフトの他端に連結されるとともにその他端が第2ユニバーサルジョイントを介してステアリングギヤ側に連結される中間シャフトとを備えた車両のステアリングシャフトであって、上記中間シャフトを、軸方向にスライド可能なる如くされた複数のシャフト部材で構成し且つ該複数のシャフト部材相互間をシャーピン部材により破断可能に連結するとともに、該複数のシャフト部材の少なくともいずれか一方側に脆弱部を形成し、さらに上記複数のシャフト部材が上記シャーピン部材による連結状態から該シャーピン部材の破断により縮小方向にスライドする場合にその変位を所定のストローク位置において規制するスライド規制部材を設けたことを特徴とする車両のステアリングシャフト。

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