特許
J-GLOBAL ID:200903021345591594

交流電動機のベクトル制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三好 秀和 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-343960
公開番号(公開出願番号):特開平9-191697
出願日: 1995年12月28日
公開日(公表日): 1997年07月22日
要約:
【要約】【課題】 電動機のトルク制御の応答速度を速め、かつ誘導電動機の出力トルクを正確にトルク指令値に追従させる。【解決手段】 ベクトル制御指令値演算手段1において磁束指令値ΦRefとトルク指令値TqRefとをもとにして磁化電流指令値IdRefとトルク電流指令値IqRefを算出し、電圧指令値演算手段2においてこれらの磁化電流指令値とトルク電流指令値とをもとにして電圧ベクトル指令値VdRef,VqRefを算出する。そしてこの電圧ベクトル指令値の磁束方向に対する角度を電力変換装置の出力電圧位相角にフィードフォワードで加えることによって電流制御の応答速度を速める。また磁束補正値演算手段9で算出した磁束補正値ΔΦを用いて磁化電流指令値IdRef、トルク電流指令値IqRefを補正することにより、実際の磁束の変化を考慮して誘導電動機の出力トルクをトルク指令値TqRefに追従させる。
請求項(抜粋):
誘導電動機を制御対象として、出力電圧の大きさと周波数及び位相の制御が可能な電力変換装置を介して前記誘導電動機に供給される一次電流を前記誘導電動機の磁束と平行な磁束方向成分(磁化電流)とこれに直交するトルク方向成分(トルク電流)とに分離し、各々を独立に制御する交流電動機のベクトル制御装置において、磁束指令値とトルク指令値と磁束補正値とを入力とし、磁化電流指令値とトルク電流指令値とすべり角周波数指令値とを算出するベクトル制御指令値演算手段と、前記ベクトル制御指令値演算手段からの磁化電流指令値とトルク電流指令値とを入力とし、磁束方向成分電圧指令値と前記磁束と直交する方向のトルク方向成分電圧指令値とを算出する電圧指令値演算手段と、前記電圧指令値演算手段からの磁束方向成分電圧指令値とトルク方向成分電圧指令値とを入力とし、電圧ベクトルの大きさと前記磁束方向に対する電圧ベクトルの角度とを算出する極座標変換手段と、前記電力変換装置の直流リンク電圧を入力とし、電圧ベクトルの大きさの指令値を算出する電圧ベクトルの大きさ指令値演算手段と、前記極座標変換手段からの電圧ベクトルの大きさと前記電圧ベクトルの大きさ指令値演算手段からの電圧ベクトルの大きさの指令値と、電圧固定指令とを入力とし、前記電圧固定指令に基づいて新たな電圧ベクトルの大きさを算出する電圧固定手段と、前記電圧固定手段からの新たな電圧ベクトルの大きさと前記電力変換装置の直流リンク電圧とを入力とし、前記電力変換装置の出力電圧の変調率を算出する変調率演算手段と、前記ベクトル制御指令値演算手段からのすべり角周波数指令値を積分してすべり周波数位相角として出力するすべり角周波数積分手段と、前記ベクトル制御指令値演算手段からの磁化電流指令値と、磁化電流実際値とを入力とし、前記磁束補正値を算出して前記ベクトル制御指令値演算手段に入力として与える磁束補正値演算手段と、前記極座標変換手段からの電圧ベクトルの角度、前記すべり角周波数積分手段からのすべり周波数位相角及び前記誘導電動機の回転子位相角の和である電力変換装置の出力電圧位相角と、前記変調率演算手段からの変調率とを入力とし、前記電力変換装置の出力のパルス幅変調電圧指令値を出力するパルス幅変調電圧発生手段とを備えて成る交流電動機のベクトル制御装置。
IPC (4件):
H02P 21/00 ,  H02P 5/41 302 ,  H02P 5/41 ,  H02P 5/41 303
FI (7件):
H02P 5/408 A ,  H02P 5/41 302 F ,  H02P 5/41 302 L ,  H02P 5/41 303 K ,  H02P 5/408 E ,  H02P 5/408 Z ,  H02P 5/408 H

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