特許
J-GLOBAL ID:200903021390769779

コーナーR部の材質改善と形状均一化のための大径角形鋼管の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 永田 浩一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-312873
公開番号(公開出願番号):特開平7-144223
出願日: 1993年11月19日
公開日(公表日): 1995年06月06日
要約:
【要約】【目的】 使用鋼材の板厚に無関係に各コーナーR部をシャープ、肉厚、かつ、均一に成形すると共に、同材質の靭性低下の回復、残留応力を解消した精度の高い大径の肉厚角形鋼管の熱間成形による経済的製造。【構成】 冷間塑性加工により粗成形した、僅かに外径が大きく、コーナーR部の丸味が大きな粗成形厚肉角形鋼管を全体的に、かつ均一に鋼材のA1 変態点以上に加熱して冷間加工に基づく鋼板の残留応力の解消、材質低下の回復を図り、加熱温度が下がる前に少なくとも、各一対の鼓形ロールを装備した複数段の成形ロールに通して、コーナーR部がシャープ、肉厚、かつ、均一で各辺の平坦度が良好な、規格外径寸法を備えた断面を有する大径厚肉角形鋼管の熱間製造方法。
請求項(抜粋):
厚肉鋼板を、冷間塑性加工により90°複数回曲げ、かつ、長手軸方向にそれぞれ突合せ溶接して、または、ロール成形により冷間塑性加工により曲げ、長手軸方向に突合せ溶接した後、断面成形をして、鋼板の板厚の複数倍の外曲率半径を備えた各コーナーR部を形成したワン・シームまたはツー・シームの外径が規格寸法よりも僅かに大きなを粗成形角形鋼管を形成し、同粗成形鋼管を鉄の変態点温度以上に加熱し、少なくとも、加熱粗成形鋼管の温度がA3変態点以下に冷えない間に少なくとも各一対の鼓形ロールを備えた複数段の断面成形ロールに通して、コーナーR部断面の各外側曲率半径が鋼板厚の1.5 〜3.0倍前後に、かつ、各辺の平坦度を高めて、鋼管外形が規格寸法になるまで、徐々に、熱間絞り成形を施すことを特徴とするコーナーR部の材質が劣化しない熱間大径角形鋼管の製造方法。
IPC (3件):
B21C 37/15 ,  B21D 5/12 ,  C21D 8/10

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