特許
J-GLOBAL ID:200903021393928398

超臨界水を用いた石炭の転換方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 須田 正義
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-043353
公開番号(公開出願番号):特開平10-237457
出願日: 1997年02月27日
公開日(公表日): 1998年09月08日
要約:
【要約】【課題】 安価な水を溶媒として用い、セルロース系バイオマスの分解により発生する活性水素を用いて石炭を軽質化し液化する。従来法の乾燥前処理工程を不要としプロセスを簡素化し、かつ従来法と比べて反応時間が極めて短く転換効率が高く、製造コストを低減する。【解決手段】 前処理工程11で微粉化した石炭と水と解砕又は粉砕したセルロース系バイオマスを混合して好ましくは濃度が5〜60重量%の石炭のスラリーを調製する。石炭液化工程12でスラリーを超臨界状態に維持して、上記バイオマスの分解と、石炭の加水分解反応と、石炭の熱分解反応と、上記バイオマスの分解により生じる活性水素と未反応の石炭との反応とを併発して複合的に起こさせることにより上記未反応石炭を軽質化して液化する。分留工程13で工程12で生じた油を含む超臨界水を段階的に減圧及び冷却して生成油を分留する。
請求項(抜粋):
微粉化した石炭と水と解砕又は粉砕したセルロース系バイオマスを混合して石炭のスラリーを調製する前処理工程(11)と;前記スラリーを超臨界状態に維持して、セルロース系バイオマスの分解と、石炭の加水分解反応と、石炭の熱分解反応と、前記セルロース系バイオマスの分解により生じる活性水素と未反応の石炭との反応とを併発して複合的に起こさせることにより前記未反応石炭を軽質化して液化する石炭液化工程(12)と;前記液化工程(12)で生じた油を含む超臨界水を段階的に減圧及び冷却して前記生成した油を分留する分留工程(13)と含むことを特徴とする超臨界水による石炭の転換方法。
IPC (2件):
C10G 1/00 ,  C10G 1/06
FI (3件):
C10G 1/00 E ,  C10G 1/00 J ,  C10G 1/06 C
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特開昭51-002702
  • 特開昭51-002702
  • 特表昭56-501205
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