特許
J-GLOBAL ID:200903021402320594

防振支持装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-030311
公開番号(公開出願番号):特開平10-227329
出願日: 1997年02月14日
公開日(公表日): 1998年08月25日
要約:
【要約】【課題】可動板を支持している板状のバネ部材に発生する応力を小さくし、可動板及び電磁アクチュエータ間に設けたギャップを所定値に保持して防振性能を安定することが可能な防振支持装置を提供する。【解決手段】装置ケース43内に配設した第2スペーサ50と、可動板46に形成したくびれ部によりバネ部材48の外周端部及び孔部の周縁を自由端支持する。これにより、バネ部材の内外周端部が面方向に自由に変位することができる。また、第1スペーサ44と前記可動板の外周との間に膜状のシール弾性体47を配設し、このシール弾性体の可動板を支持する方向のばね定数を、バネ部材のばね定数よりも1/2以下の値に設定している。これにより、防振支持装置を高温環境下で使用しても、可動板と電磁アクチュエータ52間のギャップが初期の値を常に保持することができる。
請求項(抜粋):
振動体及び支持体間に介在する支持弾性体と、この支持弾性体に連設された装置ケースと、前記支持弾性体内に画成され且つ内部に流体が封入された主流体室と、この主流体室にオリフィスを介して連通する容積可変の副流体室と、これら主流体室、副流体室及びオリフィス内に封入した流体と、前記主流体室の容積を変化させる方向に変位する磁化可能な可動板と、前記装置ケース内に配設され且つ磁力を発生して前記可動板に変位力を付与する電磁アクチュエータと、前記可動板が前記電磁アクチュエータに対して所定のギャップを設けて対向するように当該可動板を弾性支持する板状のバネ部材と、前記振動体から前記支持体に伝達される振動が低減するように前記電磁アクチュエータに制御信号を供給する制御手段とを備えた防振支持装置において、前記バネ部材を、その中央部に孔部を形成し且つこの孔部の周縁と外周との間にスリットを形成した構造とし、このバネ部材を、前記装置ケース内の前記支持弾性体側に配設した筒状の第1スペーサと、前記電磁アクチュエータに当接した筒状の第2スペーサとの間に配設し、前記バネ部材の外周端部を前記第2スペーサにより前記電磁アクチュエータ側から受け、前記孔部の周縁を前記可動板に形成したくびれ部に係合して前記バネ部材の外周端部及び孔部の周縁を自由端支持する一方、前記第1スペーサと前記可動板の外周との間、或いは前記第2スペーサと前記可動板の外周との間に、前記主流体室側の流体をシールする膜状のシール弾性体を配設して前記可動板を弾性支持するとともに、前記シール部材の前記可動板を支持する方向のばね定数を、前記バネ部材のばね定数の1/2以下の値に設定したことを特徴とする防振支持装置。
IPC (2件):
F16F 13/26 ,  B60K 5/12
FI (2件):
F16F 13/00 630 C ,  B60K 5/12 F
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 防振装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平8-351589   出願人:株式会社ブリヂストン

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