特許
J-GLOBAL ID:200903021407620057
耐熱性接着剤
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
最上 正太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-101108
公開番号(公開出願番号):特開2000-248253
出願日: 1999年04月08日
公開日(公表日): 2000年09月12日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ポリイミド本来有する優れた諸物性、すなわち耐熱性、機械特性、摺動特性、低吸水性、電気特性、熱酸化安定性、耐薬品性、および耐放射線性を有し、接着性に優れ、かつ半田耐熱性が良好な耐熱性接着剤としての架橋型ポリイミドを提供する。【解決手段】 一分子中にベンゼン環3個を有し、かつ2つのアミノ基の結合位置が両者ともメタ位であるジアミン化合物を用いることを必須条件とし、それを用いて得られるポリイミドの構造が特定の繰り返し単位を有し、その分子末端を炭素-炭素三重結合を有する架橋基含有ジカルボン酸無水物とジカルボン酸無水物で封止することで、架橋反応を伴うが接着が可能である、架橋基含有ポリイミド、またはその前駆体である架橋基含有ポリアミド酸、およびそれらを熱処理して得られる架橋型熱可塑性ポリイミドを得る。
請求項(抜粋):
式(1-A)で表される繰り返し単位、又は、式(1-A)で表される繰り返し単位と式(1-B)で表される繰り返し単位を含んで構成され、【化1】〔式(1-A)中、Xは、直接結合、カルボニル基、スルホン基、スルフィド基、エーテル基、イソプロピリデン基及び六フッ化イソプロピリデン基から選ばれた2価の結合基を示し、ベンゼン環に結合する2っの結合基の位置関係はそれぞれ独立にパラ位またはメタ位である。Rは、【化2】(式中、Gは、-CO-、-SO<SB>2</SB>-、-S-、-O-、-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-、-C(CF<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-、【化3】から選ばれた2価の結合基を示す)から選ばれた4価の基を示す〕〔式(1-B)中、Arは、【化4】【化5】(上記式中、J<SB>1</SB>は-CO-、-SO<SB>2</SB>-、-S-、-O-、-CH<SB>2</SB>-、-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-、-C(CF<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-及び【化6】から選ばれた2価の結合基を示し、J<SB>2</SB>は-CO-、-O-、-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-及び-C(CF<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-から選ばれた2価の結合基を示し、また、J<SB>3</SB>は-CO-、-SO<SB>2</SB>-、-S-、-O-、-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-及び-C(CF<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-から選ばれた2価の結合基を示し、J<SB>4</SB>は-CO-及び-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-から選ばれた2価の結合基を示し、J<SB>5</SB>、J<SB>6</SB>及びJ<SB>7</SB>は、(J<SB>5</SB>、J<SB>6</SB>、J<SB>7</SB>)の様式で示すと、次の?@〜?C、?@(-O-、-CO-、-O-)?A(-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-、-O-、-CO-)?B(-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-、-O-、-SO<SB>2</SB>-)及び?C(-O-、-O-、-SO<SB>2</SB>-)からなる群から選ばれた少なくとも一つの2価の基の組み合わせであり、J<SB>8</SB>は、水素原子または【化7】であり、pは0または1を示し、ベンゼン環上における結合位置が決定されていない2つの結合基の位置関係はパラ位またはメタ位である。〕、それらの分子末端が、式(2-A)【化8】〔式中、Yは【化9】(式中、Kは、-CO-、-SO<SB>2</SB>-、-S-、-O-、-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-及び-C(CF<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-から選ばれた2価の結合基を示す。)を示す。〕及び式(2-B)【化10】(式中、Tは、【化11】(式中、Lは-CO-、-SO<SB>2</SB>-、-S-、-O-、-C(CH<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-及び-C(CF<SB>3</SB>)<SB>2</SB>-から選ばれた2価の結合基を示す。)を示す。〕で表され、かつ、式(2-A)/式(2-B)のモル比が、1/99から80/20である架橋基含有ポリイミドを含んでなる耐熱性接着剤。(式(1-A)と式(1-B)において、Rは、それぞれ、同種でも、異種でもよく、mとnは、共重合体の場合の共重合比を示し、mは、50モル%≦m<100モル%であり、nは、0モル%<n≦50モル%である。)。
IPC (2件):
FI (2件):
C09J179/08 Z
, C08G 73/10
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