特許
J-GLOBAL ID:200903021425492317

減少した吸着性と増加した加水分解性を有するズブチリシン309変異体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-528278
公開番号(公開出願番号):特表平9-512434
出願日: 1995年04月18日
公開日(公表日): 1997年12月16日
要約:
【要約】本発明は、野生型ズブチリシン(309)アミノ酸配列の改変アミノ酸配列を有するズブチリシン(309)変異体に関し、野生型アミノ酸配列は第一ループ領域、第二ループ領域、第三ループ領域、第四ループ領域、第五ループ領域および第六ループ領域を含んでいて、改変アミノ酸配列は1以上のループ領域において具体的な特定の位置で野生型ズブチリシン(309)に存在する場合とは異なるアミノ酸(即ち、置換)を含み、それによりズブチリシン(309)変異体は野生型ズブチリシン(309)と比較して不溶性基質に対する減少した吸着性と増加した加水分解性を有している。本発明はこのようなズブチリシン(309)変異体をコードするDNA配列にも関する。本発明は、このようなズブチリシン(309)変異体を含んでなる様々な表面のクリーニング用組成物にも関する。
請求項(抜粋):
ズブチリシン309野生型アミノ酸配列の改変アミノ酸配列を有しているズブチリシン309変異体であって、 改変アミノ酸配列が193、194、195、196、197、199、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213または214位のうちの1以上における置換を含んでおり、 a.置換が193位で生じるとき、置換アミノ酸はCys、Ala、His、Thr、Pro、Gly、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 b.置換が194位で生じるとき、置換アミノ酸はHis、Thr、Pro、Gly、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 c.置換が195位で生じるとき、置換アミノ酸はGly、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 d.置換が196位で生じるとき、置換アミノ酸はPro、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 e.置換が197位で生じるとき、置換アミノ酸はMet、Cys、Ala、His、Pro、Gly、Gln、Ser、AspまたはGluであり、 f.置換が199位で生じるとき、置換アミノ酸はMet、Cys、Ala、His、Thr、Pro、Gly、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 g.置換が200位で生じるとき、置換アミノ酸はAsnまたはSerであり、 h.置換が201位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 i.置換が202位で生じるとき、置換アミノ酸はPro、Gly、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 j.置換が203位で生じるとき、置換アミノ酸はIle、Met、Ala、His、Pro、Gln、Asn、SerまたはAspであり、 k.置換が204位で生じるとき、置換アミノ酸はGly、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 l.置換が205位で生じるとき、置換アミノ酸はPro、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 m.置換が206位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 n.置換が207位で生じるとき、置換アミノ酸はPro、Gly、Gln、Asn、SerまたはGluであり、 o.置換が208位で生じるとき、置換アミノ酸はLeu、Ile、Val、Met、Cys、Ala、His、Pro、Gly、Gln、Asn、AspまたはGluであり、 p.置換が209位で生じるとき、置換アミノ酸はHis、Thr、Pro、Gly、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 q.置換が210位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 r.置換が211位で生じるとき、置換アミノ酸はIle、Val、Met、Cys、Ala、His、Thr、Pro、Gly、Gln、Asn、SerまたはAspであり、 s.置換が212位で生じるとき、置換アミノ酸はGluであり、 t.置換が213位で生じるとき、置換アミノ酸はPro、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、および u.置換が214位で生じるとき、置換アミノ酸はPro、Gly、Gln、Asn、Asp、SerまたはGluであり、 それにより、ズブチリシン309変異体は野生型ズブチリシン309と比較して不溶性基質に対する減少した吸着性と増加した加水分解性を有しており、好ましくは i.置換が200位で生じるとき、置換アミノ酸はSerであり、 ii.置換が205位で生じるとき、置換アミノ酸はPro、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、 iii.置換が208位で生じるとき、置換アミノ酸はLeu、Ile、Val、Met、Cys、Ala、His、Pro、Gly、Gln、Asn、AspまたはGluであり、 iv.置換が209位で生じるとき、置換アミノ酸はPro、Gln、Asn、Ser、AspまたはGluであり、および v.置換が210位で生じるとき、置換アミノ酸はAspまたはGluであり、 更に好ましくは、置換が193、194、195、196、197、199、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213または214位のうち1以上で生じるとき、193、194、195、196、197、199、201、202、204、205、206、208、209、210、211、212、213または214位のいずれに関する置換アミノ酸もAspまたはGluであり;置換が203位で生じるとき、203位の置換アミノ酸はAspであり;置換が207または212位の1以上で生じるとき、207または212位の置換アミノ酸はGluであることを特徴とする、ズブチリシン309変異体。
IPC (5件):
C12N 15/09 ZNA ,  A61K 7/28 ,  C11D 3/386 ,  C12N 9/54 ,  C12R 1:125
FI (4件):
C12N 15/00 ZNA A ,  A61K 7/28 ,  C11D 3/386 ,  C12N 9/54
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • 特表平4-500385
  • 特表平3-503477
  • 特表平2-503986
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