特許
J-GLOBAL ID:200903021426897825

撓み軸継ぎ手

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 宮田 金雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-036349
公開番号(公開出願番号):特開平10-231849
出願日: 1997年02月20日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】 電気車の電動機軸と台車の車軸を揺動自在に連結する撓み軸継ぎ手の高速回転時においても触れ回り振動やねじり振動が少なく、傾斜角が大きくなったときにも接触歯数が少なくならない撓み軸継ぎ手を得る。【解決手段】 原動軸、被動軸に連結されるピニオンの外歯歯車のピッチ円近傍の歯形を、歯幅中間部において軸方向であり許容傾斜角では歯幅端近くで接触する歯面とし、背隙を小さくして指数関数曲線でピニオンの外歯歯車をクラウニングした。背隙を小さくしたことにより、高速回転時の振れ回り振動やねじり振動を小さく抑制することができる。指数関数のクラウニング曲線としたことにより、変位にしたがって接触点が歯幅端に移動し、歯幅端に近づくにしたがって曲率半径が大きくなり、傾斜したときの接触歯数が減少しても、接触応力の増大が抑制され、従来のものより伝達動力が大きくとれる効果が得られる。
請求項(抜粋):
一対の回転軸それぞれに、外歯歯車を有する一対のピニオンが固着されて、互いに対向して配置され、両側に内歯歯車を有し、上記対向して配置された一対のピニオンの外周の外歯歯車に内歯歯車が噛み合って回転するスリーブとで構成される撓み軸継ぎ手であって、ピニオンの外歯歯車のピッチ円径の円筒状断面の歯面は、歯幅の中央の歯面を通り、許容変位角になったときに接触させる位置の歯面の円筒軸方向の接線が、ピッチ円径の円筒上の軸方向に対する角度が許容変位角で接線の延長線は歯幅の中央の歯面に背隙の1/2を加えた点を通過し、歯厚方向に凸の曲線であり、歯幅端に近ずくにしたがって曲率半径が大きくなる曲線でクラウニングされていることを特徴とする撓み軸継ぎ手。

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