特許
J-GLOBAL ID:200903021445703691

ブームスイング式油圧ショベル

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 武 顕次郎 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-010964
公開番号(公開出願番号):特開平9-203069
出願日: 1996年01月25日
公開日(公表日): 1997年08月05日
要約:
【要約】【課題】 スイング可能なブームと運転室との干渉を確実に防止でき、安全性の高いブームスイング式油圧ショベルを提供する。【解決手段】 スイングシリンダ5のロッド側と方向制御弁6とを接続するロッド側管路27にオペレートチェック弁28を設けるとともに、このオペレートチェック弁28にスイング用パイロット弁9からパイロット圧を導くパイロット管路29を設け、スイング左動作が制御されたとき、方向制御弁6が中立位置に戻らない場合であっても、オペレートチェック弁28によりスイングシリンダ5のロッド側管路27が閉じられ、スイング左動作を迅速に停止する。また、スイング動作の停止中に、方向制御弁6等の内部リークに伴うスイングシリンダ5の動作をオペレートチェック弁28により阻止して停止状態に保持する。
請求項(抜粋):
運転室を有する本体と、この本体の前記運転室の側方に左右方向へスイング可能にかつ上下方向へ回動可能に連結されたブームと、このブームに対して回動可能に連結されたアームと、このアームに対して回動可能に連結されたバケットと、これらブーム、アームおよびバケットで構成される作業機を駆動するアクチュエータと、このアクチュエータに供給される作動油の流れを制御する方向制御弁とを備えたブームスイング式油圧ショベルにおいて、前記作業機の相対的角度をそれぞれ検出する角度検出器と、この角度検出器から出力される検出値に基づいて前記作業機と前記運転室との位置関係を演算する演算手段と、この演算手段の演算結果に応じて前記作業機の回動動作およびスイング動作を制御する制御手段とを備え、前記ブーム用のスイングシリンダと前記方向制御弁との間に、前記制御手段により制御され前記スイングシリンダから前記方向制御弁へ戻される作動油の管路を開閉するオペレートチェック弁を設け、前記作業機の相対的角度とスイング角度との相互関係に応じてあらかじめ定められる制御領域を前記演算手段に記憶し、この演算手段の演算結果に基づいて前記作業機の運転室に対する位置が前記制御領域に位置するか否かを判定し、前記作業機が前記制御領域内に侵入した場合、前記作業機の回動動作およびスイング動作の両方または片方を制御するとともに、その際のスイング動作の制御時に、前記オペレートチェック弁により前記スイングシリンダから前記方向制御弁へ戻される作動油の管路を閉じるようにしたことを特徴とするブームスイング式油圧ショベル。

前のページに戻る