特許
J-GLOBAL ID:200903021447627895
鉄基ろう材及び接合方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
重野 剛
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-176778
公開番号(公開出願番号):特開平6-015479
出願日: 1992年07月03日
公開日(公表日): 1994年01月25日
要約:
【要約】【目的】 Ni-Cr-Mo鋼等の一般の鉄鋼材を液相拡散接合法により接合する場合に好適なろう材及びこのろう材を用いた接合方法を提供する。【構成】 珪素4.3〜4.0重量%、硼素3.5〜3.0重量%、及び、炭素2.0〜0.5重量%を含む鉄系合金よりなる鉄基ろう材。この鉄基ろう材をろう材として用い、不活性ガス又は真空雰囲気下、1100°C以下の温度で加熱加圧することにより鉄鋼材の液相拡散接合を行なう。【効果】 本発明の鉄基ろう材は、通常、融点が1050〜1060°C程度の低融点であるため、液相拡散接合法で鉄鋼材の接合を行なうにあたり、接合温度を、理想的な液相拡散接合状態を達成するに十分な、1100°C以下という、従来技術より低温度域に設定することができる。接合時の高温による接合対象物母材の鉄鋼材の塑性変形量の増大を防止して、良好な作業性のもとに接合を行なうことが可能となり、また、黒鉛製治具を用いて接合を行なう際に、接合対象物の鉄鋼材と黒鉛製治具部材との間に生じる浸炭による溶融が起こることもない。
請求項(抜粋):
珪素4.3〜4.0重量%、硼素3.5〜3.0重量%、及び、炭素2.0〜0.5重量%を含む鉄系合金よりなることを特徴とする鉄基ろう材。
IPC (3件):
B23K 35/30 310
, C22C 38/00 301
, C22C 38/40
引用特許:
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