特許
J-GLOBAL ID:200903021453710699

車両用シートの安全装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹井 浩毅
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-106906
公開番号(公開出願番号):特開平5-301551
出願日: 1992年04月24日
公開日(公表日): 1993年11月16日
要約:
【要約】【目的】シートバックのリクライニング操作が可能であり、座り心地が向上し、使い勝手を良くすることができるとともに、車両の側面衝突に際しては、その衝撃荷重を確実に反対側に伝達でき乗員の生存空間を確保して安全性を向上させることができる車両用シートの安全装置を提供すること。【構成】始動検知手段82が検知状態の際、制御手段によりリクライニング機構30を作動させ、助手席20のシートバック21を運転席20aのシートバック21の傾動位置に合致するよう調整する一方、始動検知手段82および着座検知手段81がON状態の際、制御手段によりリクライニング機構30で調整し得る助手席20のシートバック21の傾動位置を、シートバック21の基端部内の補強部材が荷重伝達部材11aに重なり合う一定範囲に規制する。
請求項(抜粋):
車両の側面衝突に際して、車両用シートである運転席および助手席に着座している乗員の生存空間を確保することができる車両用シートの安全装置において、前記助手席のシートクッションの後端部に、シートバックを傾動角度調整可能に支持するリクライニング機構と、前記助手席および運転席の各シートクッションの少なくとも後端部と、各シートバックの少なくとも基端部とに、それぞれ車幅方向に延ばして内装する高剛性の補強部材と、前記助手席と運転席との間に配設され、車両の側面衝突時に、前記運転席および助手席の一方が車体側壁側から受けた衝撃荷重を、側方の前記運転席および助手席の他方に伝達する荷重伝達部材と、前記助手席に内設され、該助手席への乗員の着座・非着座状態を検知する着座検知手段と、エンジンスタート用のイグニッションスイッチのON状態を検知する始動検知手段と、前記始動検知手段がON状態で着座検知手段がOFF状態の際、前記リクライニング機構を作動させて前記助手席のシートバックを、前記運転席のシートバックの傾動位置に合致する傾動位置まで調整する一方、前記始動検知手段および着座検知手段が共にON状態の際、前記リクライニング機構により調整し得る前記助手席のシートバックの傾動位置を、該シートバックの基端部内の前記補強部材が前記荷重伝達部材に重なり合い衝撃荷重を伝達し得る一定範囲に規制する制御手段とを有することを、特徴とする車両用シートの安全装置。
IPC (3件):
B60R 21/02 ,  B60N 2/42 ,  B62D 21/02

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