特許
J-GLOBAL ID:200903021465517991

空気入りタイヤのビード部構造

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 多田 敏雄
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-022209
公開番号(公開出願番号):特開平8-192608
出願日: 1995年01月17日
公開日(公表日): 1996年07月30日
要約:
【要約】【目的】 カーカス層13の折返し端におけるセパレーションを強力に抑制する。【構成】 スティフナー20の半径方向内端部に硬スティフナー部22を設け、かつ境界面Xを大きく傾斜させたので、高硬度のゴムがビード部Bとサイドウォール部Dとの境界近傍まで延びてビード部Bの曲げ剛性が高くなった。また、スティフナー20の半径方向外端部に軟スティフナー部23を設け、かつ境界面Yを大きく傾斜させたので、低硬度のゴムが撓みの伝達経路に配置され、該撓みが伝達中に強力に吸収される。
請求項(抜粋):
略半径方向に延びるカーカス層の本体部と、本体部の半径方向内端からビードコアを囲みながら半径方向外側に向かって該本体部とほぼ平行に延びるカーカス層の折返し部と、半径方向内側部が前記本体部と折返し部との間に配置されるとともに、その半径方向内端がビードコアに接し、半径方向外側部が本体部の軸方向外側に配置されたスティフナーとを備え、前記スティフナーを半径方向中央部に位置するとともに前記折返し部の半径方向外側端に接する中スティフナー部と、半径方向内端部に位置し中スティフナー部より硬度が高いゴムからなる硬スティフナー部と、半径方向外端部に位置し中スティフナー部より硬度の低いゴムからなる軟スティフナー部とから構成した空気入りタイヤのビード部構造において、前記硬、中スティフナー部同士の境界面および中、軟スティフナー部同士の境界面を共に本体部に接近するに従い半径方向外側に向かうよう大きく傾斜させてほぼ平行に延在させるようにしたことを特徴とする空気入りタイヤのビード部構造。

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