特許
J-GLOBAL ID:200903021468652784

塩化ビニル系樹脂の懸濁重合方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-032946
公開番号(公開出願番号):特開平11-228606
出願日: 1998年02月16日
公開日(公表日): 1999年08月24日
要約:
【要約】【課題】 重合器内壁に樹脂スケールが付着せず、得られる塩化ビニル系樹脂は、高い空隙率を有し、且つ、シャープな粒度分布と高い嵩比重とを有し、粒子表面にほとんどスキン層部分が無く、成形加工性が極めて良好である塩化ビニル系樹脂の懸濁重合方法を提供する。【解決手段】 塩化ビニル系単量体を、油溶性重合開始剤の存在下、水性媒体中で懸濁重合する際に、反応系に、分散剤、乳化剤、高級脂肪酸、ならびに増粘剤を添加し、重合を開始した後、塩化ビニル系単量体/水性媒体の重量比率が0.1〜0.6の間に、その時点で存在する塩化ビニル系単量体1に対して、重量比率で0.05〜0.2の塩化ビニル系単量体を重合系外に排除し、さらに重合を継続する。
請求項(抜粋):
塩化ビニル系単量体を、油溶性重合開始剤の存在下、水性媒体中で懸濁重合する際に、反応系に、部分鹸化ポリ酢酸ビニル(a)、及びセルローズ誘導体(b)の内の少なくとも1種の分散剤、HLB値が3〜10のソルビタン高級脂肪酸エステル(c)及びアニオン系乳化剤(d)の内の少なくとも1種の乳化剤、炭素数が8〜25の高級脂肪酸(e)、ならびに常温常圧において、0.1重量%の水溶液のブルックフィールズ粘度が10〜200cPである増粘剤(f)を添加し、重合を開始した後、塩化ビニル系単量体/水性媒体の重量比率が0.1〜0.6の間に、その時点で存在する塩化ビニル系単量体1に対して、重量比率で0.05〜0.2の塩化ビニル系単量体を重合系外に排除し、さらに重合を継続することを特徴とする塩化ビニル系樹脂の懸濁重合方法。
IPC (3件):
C08F 2/20 ,  C08F 2/44 ,  C08F 14/06
FI (4件):
C08F 2/20 ,  C08F 2/44 B ,  C08F 2/44 C ,  C08F 14/06

前のページに戻る