特許
J-GLOBAL ID:200903021472961120

有床義歯設計支援装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三品 岩男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-017670
公開番号(公開出願番号):特開平9-206319
出願日: 1996年02月02日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】【課題】 患者の咬合平面を的確に定めて、有床義歯の複数の人工歯を的確な位置に排列する。【解決手段】 咬合床91,95の前面に複数の目印u1,u2,d1,d2,C0を付し、これを患者の口腔内に装着して、患者の顔面形状を立体カメラで取得する。患者の顔面形状データから外耳道下縁bの位置及び鼻翼下aの位置を把握し、これらの点を含むカンペル平面に対して平行な面を咬合平面として設定する。咬合床91,95の製作前に作成した咬合床設計データ中の目印の位置が、顔面形状データ中の目印の位置に合うよう、咬合床設計データの三次元座標系を咬合平面位置データを含んでいる顔面形状データの三次元座標系に合わせる。咬合床設計データに含まれている粘膜面形状データから想定される位置で、且つ咬合平面に上下の歯列が沿うよう、上下の複数の歯の排列位置を定める。
請求項(抜粋):
口腔内に装着される有床義歯の設計支援装置において、患者の口腔内の上下顎の粘膜面形状に合った上下の咬合床であって、該咬合床で咬合平面とすべき面上の一点(以下、咬合平面代表点とする。)を含め、上下の咬合床を患者に装着した際に外部から見える咬合床の表面上の三点以上に目印が付されている咬合床の三次元設計データが記憶されている咬合床設計データ記憶手段と、前記咬合床設計データ記憶手段に記憶されている前記設計データを再現した咬合床が装着された患者の顔面の三次元形状、及び該顔面内の前記目印の三次元位置を取得する顔面三次元データ取得手段と、前記顔面三次元データ取得手段で取得した前記顔面の三次元形状と前記咬合平面代表点の前記目印の三次元位置とから、これらのデータが展開されている三次元座標系における顔面内の咬合平面の位置を定める咬合平面設定手段と、前記設計データにおいて粘膜面に対して定められている三点以上の前記目印の位置を、それぞれ、前記顔面三次元データ中の三点以上の前記目印の位置に一致させることで、患者の粘膜面形状データを含む前記設計データが展開されている三次元座標系と前記咬合平面の位置データが展開されている三次元座標系とを合わせ、前記粘膜面形状データを含む前記設計データと前記咬合平面の位置データとを同一座標系に変換する座標系変換手段と、前記粘膜面形状データから想定される位置で、且つ該粘膜面形状データと同一座標系の前記咬合平面位置データで定められる位置の前記咬合平面に上下の歯列が沿うよう、該粘膜面形状に対する上下の複数の歯の排列位置を定める歯排列手段と、前記歯排列手段で定められた上下の複数の歯の前記粘膜面形状に対する相互位置関係を少なくとも出力する出力手段と、を備えていることを特徴とする有床義歯設計支援装置。
IPC (4件):
A61C 19/04 ,  A61C 9/00 ,  A61C 13/007 ,  A61C 13/01
FI (3件):
A61C 19/04 Z ,  A61C 9/00 Z ,  A61C 13/01

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