特許
J-GLOBAL ID:200903021481434303

アンチスキッド制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-293625
公開番号(公開出願番号):特開平9-109871
出願日: 1995年10月16日
公開日(公表日): 1997年04月28日
要約:
【要約】【課題】 車輪の段差乗り越え時の車両の制動制御の精度を向上できるアンチスキッド制御装置を提供する。【解決手段】 ブレーキ作動時に、車輪回転加減速度検出値とこのしきい値との比較及びスリップ率検出値とこのしきい値との比較に基づいて前記ホイルシリンダ圧調整手段を制御してアンチスキッド制御を開始させるアンチスキッド制御装置において、各車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧検出手段1a〜1dと、タイヤ空気圧検出手段の検出値から路面の状態を判断する路面状態判断手段7とを設けて、路面状態判断手段により車輪Wが段差を乗り越えたと判断された場合は、この判断時点から所定時間を経過するまでの間、車輪回転加減速度及びスリップ率のしきい値を、平坦路用のしきい値と異なる段差乗り越え用のしきい値に変更して、アンチスキッド制御が開始し難くする。
請求項(抜粋):
各車輪の回転速度を検出する車輪回転速度検出手段と、前記車輪回転速度検出手段の検出値から車輪回転加減速度を算出する車輪回転加減速度算出手段と、車体の走行速度を算出或いは推定する車体走行速度算出手段と、前記車体走行速度検出手段の検出値と前記車輪回転速度検出手段の検出値とから各車輪と路面間のスリップ率を算出するスリップ率算出手段と、各車輪を制動するためのホイルシリンダ圧を調整するホイルシリンダ圧調整手段と、ブレーキ作動時に、前記車輪回転加減速度算出手段の算出値と所定のしきい値との比較及び前記スリップ率算出手段の算出値と所定のしきい値との比較に基づいて前記ホイルシリンダ圧調整手段を制御することにより、アンチスキッド制御を開始させる制御手段とを備えたアンチスキッド制御装置において、各車輪のタイヤ空気圧を検出するタイヤ空気圧検出手段と、前記タイヤ空気圧検出手段の検出値から路面の状態を判断する路面状態判断手段とを設けて、前記路面状態判断手段により車輪が段差を乗り越えたと判断された場合は、この判断時点から所定時間を経過するまでの間、車輪回転加減速度及びスリップ率の各々の前記所定のしきい値を、平坦路用のしきい値と異なる段差乗り越え用のしきい値に変更して、アンチスキッド制御が開始し難くすることを特徴とするアンチスキッド制御装置。

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