特許
J-GLOBAL ID:200903021484606571

AD変換装置及び電子制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-127567
公開番号(公開出願番号):特開2007-300469
出願日: 2006年05月01日
公開日(公表日): 2007年11月15日
要約:
【課題】複数の入力信号を順次連続的にAD変換することができ、しかも、AD変換動作を中断させることなく自らの異常判定を行うことのできるAD変換装置を提供する。【解決手段】マルチプレクサ22内を介して入力される複数の入力信号の一つを、入力スイッチ26、28を介してコンデンサアレイ32に入力してサンプルホールドし、そのサンプルホールドした入力信号を比較部30にてAD変換するAD変換装置20において、マルチプレクサ22内に、基準電圧(VDD、GND)を入力する選択スイッチSWa、SWbを設け、入力スイッチ28がオフされる比較部30の比較期間中にマルチプレクサ22内でオンされる選択スイッチを、SWa、SWbに順に切り換え、コンパレータ42にて、入力スイッチ26を介して入力される電圧が異常判定電圧(VDD/2)よりも高いか低いかを判定することにより、AD変換装置20の異常判定を行う。【選択図】図2
請求項(抜粋):
直流電源の正極側又は負極側に接続された正極側電源ライン又は負極側電源ラインにプルアップ抵抗又はプルダウン抵抗を介して接続され、AD変換対象となる複数の入力信号をそれぞれ取り込むための複数の入力ラインと、 前記各入力ラインに入力された複数の入力信号の一つを選択して後段の伝送ラインへと出力するマルチプレクサと、 該伝送ラインに入力スイッチを介して接続され、該入力スイッチのオン時に前記マルチプレクサを介して入力された入力信号をサンプルホールドするサンプルホールド手段と、 該サンプルホールド手段にサンプルホールドされた入力信号の信号レベルを数値化するAD変換手段と、 前記サンプルホールド手段の前記入力スイッチへの接続部を前記正極側電源ライン又は負極側電源ラインに接続し、前記サンプルホールド手段を初期化する初期化スイッチと、 前記マルチプレクサを制御することにより、前記マルチプレクサから前記伝送ラインに入力される入力信号を所定のAD変換周期で順次変更すると共に、該AD変換周期内に、前記初期化スイッチ及び前記入力スイッチを順にオン/オフさせて前記AD変換手段を起動することにより、前記サンプルホールド手段の初期化、前記サンプルホールド手段による入力信号のサンプリング、及び、前記AD変換手段による入力信号の数値化を順に実行させるAD変換制御手段と、 を備えたAD変換装置において、 前記マルチプレクサに、前記伝送ラインに基準電圧を入力する基準電圧選択スイッチを設けると共に、 前記伝送ラインの電位と予め設定された異常判定電位とを比較する比較手段と、 前記AD変換周期に同期し、且つ、前記AD変換制御手段によるAD変換動作に影響を与えることのない実行条件下で、前記基準電圧選択スイッチをオンして、前記マルチプレクサから前記伝送ラインに前記基準電圧を入力させ、そのとき前記比較手段により得られる比較結果が前記基準電圧に対応した比較結果とは異なる場合に、当該AD変換装置の異常を判定する異常判定手段と、 を備えたことを特徴とするAD変換装置。
IPC (1件):
H03M 1/10
FI (1件):
H03M1/10 C
Fターム (10件):
5J022AA01 ,  5J022AC04 ,  5J022BA10 ,  5J022CA10 ,  5J022CB01 ,  5J022CE01 ,  5J022CF01 ,  5J022CF02 ,  5J022CF07 ,  5J022CF08
引用特許:
出願人引用 (2件)

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