特許
J-GLOBAL ID:200903021492509828

ディーゼルエンジンのトルク制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-118184
公開番号(公開出願番号):特開平7-324645
出願日: 1994年05月31日
公開日(公表日): 1995年12月12日
要約:
【要約】【目的】燃料噴射量制御によりトルク制御を行うディーゼルエンジンにおいて、スモークの発生を招くことなく、増量側、減量側のいずれにおいても噴射量制御を行い、もって、車両振動低減の確実性を図る。【構成】車両を急速に加速しようとアクセルペダル57を踏み込んだりした場合、出力トルクが急激に変化して、クランクシャフト40等の駆動系にねじり振動が生じる。ここで、電子制御装置(ECU)71は、補正後最大燃料噴射量が使用されている場合には、最大燃料噴射量に対して所定の減算補正量を減算した上で、そのときどきの回転数変化量に応じた補正量分だけ補正した値を最終燃料噴射量とする。すなわち、最大燃料噴射量に対し補正量を単に考慮しただけの値が最大燃料噴射量を上回ったとしても、減算補正量が減算されている分、補正量による噴射量増量側への補正が行われたとしても、最終燃料噴射量が最大燃料噴射量を上回ることがない。
請求項(抜粋):
ディーゼルエンジンの駆動系のねじり振動量を検出するねじり振動量検出手段と、前記ディーゼルエンジンに燃料を噴射するとともに、その噴射量を調整することにより前記ディーゼルエンジンのトルクを調整可能な燃料噴射手段と、前記ねじり振動量検出手段により検出されたねじり振動量に基づき、前記トルクを調整するための前記燃料噴射量の補正量を算出する補正量算出手段と、前記ディーゼルエンジンの負荷及び回転数を含む運転状態を検出するための運転状態検出手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、基本燃料噴射量を算出する基本燃料噴射量算出手段と、前記運転状態検出手段の検出結果に基づき、前記ディーゼルエンジンからのスモーク排出抑制のために設定される最大燃料噴射量を算出する最大燃料噴射量算出手段と、前記基本燃料噴射量算出手段により算出された基本燃料噴射量及び前記最大燃料噴射量算出手段により算出された最大燃料噴射量のうちいずれか少ない方を採択するとともに、その採択された値と、前記補正量算出手段により算出された補正量とに基づき最終燃料噴射量を算出する最終燃料噴射量算出手段と、前記最終燃料噴射量算出手段により算出された最終燃料噴射量に基づき、前記燃料噴射手段を制御して燃料噴射量を制御する第1の噴射量制御手段とを備えたディーゼルエンジンのトルク制御装置において、前記最終燃料噴射量算出手段により算出された最終燃料噴射量が前記最大燃料噴射量を上回るとき、算出された前記最終燃料噴射量から所定量だけ減量した値を修正後最終燃料噴射量として設定する修正後最終燃料噴射量設定手段と、前記修正後最終燃料噴射量設定手段により、修正後最終燃料噴射量が設定された場合には、該修正後最終燃料噴射量に基づき、前記燃料噴射手段を制御して燃料噴射量を制御する第2の噴射量制御手段とを設けたことを特徴とするディーゼルエンジンのトルク制御装置。
IPC (2件):
F02D 41/10 380 ,  F02D 45/00 330
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭60-026142
  • 特開昭57-018425
審査官引用 (10件)
  • 特開平4-203450
  • 特開平4-203450
  • 特開昭60-026142
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