特許
J-GLOBAL ID:200903021572553976

符号伝送装置及び符号伝送方式

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-300486
公開番号(公開出願番号):特開平5-037391
出願日: 1991年11月15日
公開日(公表日): 1993年02月12日
要約:
【要約】【目的】 伝送する総符号長が桁上がり制御信号を挿入してもバイトX’FF’の出現回数に比例して増えないようにする。【構成】 算術符号器2bは、算術符号化演算時に発生する桁上がりが、送出された算術符号15bの一定数以上連続したバイトX’FF’を越えて伝播する可能性を検出し、桁上がりを伝播させきれないとき桁上がり制御信号100bを以降最初に出現するX’FF’でないバイトの上位2ビットに挿入して桁上がりの有無を後から伝送する。算術復号器3bは算術符号15bにバイトX’FF’が一定数以上続いていることを検出し、桁上がり制御信号100bを検出・処理した算術符号15bと復号すべき出力値YN16の出現に対する予測値MPS17とLPS領域幅Qeから出力値YN16を算術復号する。【効果】 1回2ビット挿入方式により挿入される桁上がり制御信号の総ビット数が少なくなり伝送する総符号長を短くできる。
請求項(抜粋):
情報源からの符号化対象シンボル系列の各シンボルを符号化するたびに、確率数直線上の有効領域幅Aを出現確率比で優勢シンボルの領域幅A(0)と劣勢シンボルの領域幅A(1)とに分割し、当該シンボルが優勢のときは現行の有効領域下界値CRを前記A(1)との加算値に更新し、前記Aを前記A(0)に更新し、劣勢のときは前記CRを現行値のままとし、前記Aを前記A(1)に更新し、該分割・割当処理を前記符号化対象シンボル系列の最終ビットまで繰り返し逐次的に符号出力と桁上がり発生信号を送出する算術符号化手段と、前記符号化対象シンボル系列の各シンボルに復号化するたびに、前記算術符号化手段と同じ過程でAをA(0)とA(1)とに分割し、復号入力で当該復号ビットの上位複数桁DRが前記A(1)以上のときは優勢シンボルに復号化し、前記DRを前記A(1)との減算値に更新し、前記Aを前記A(0)に更新し、前記DRが前記A(1)未満のときは劣勢シンボルに復号化し、前記DRを現行値のままとし、前記AをA(1)に更新し、該分割・割当処理を前記復号入力の最終ビットの処理が終るまで繰返し逐次的に復号化シンボル系列を生成すると同時に制御ビット検出信号で上位桁への桁上がりを伝播する算術復号化手段とを備えた符号伝送装置において、前記算術符号化手段からの符号出力と桁上がり発生信号を監視し符号ビット1の一定の連続数以上で符号ビット1の連続が終了する直後に、符号ビット1の連続終了を示す第1ビット0と下位桁からの桁上がり有無を示す第2ビット1か0とからなる2ビットの桁上がり伝播吸収用制御ビットを挿入し符号系列を伝送路に送信する1回ビット挿入方式による桁上がり送信制御手段と、前記伝送路からの符号系列を監視し符号ビット1の一定の連続数以上で符号ビット1の連続が終了する直後に、前記2ビットの桁上がり伝播吸収用制御ビット00か01を検出し前記復号入力と制御ビット検出信号を前記算術復号化手段に送出する1回ビット挿入方式による受信制御手段とを設けることを特徴とする符号伝送装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特公昭51-031164

前のページに戻る