特許
J-GLOBAL ID:200903021581116732

金属シアン化物錯体触媒の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋沢 政光 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-036229
公開番号(公開出願番号):特開平6-041292
出願日: 1993年02月02日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【目的】 2金属シアン化物錯体類の触媒を製造する方法。【構成】 開環重合反応での使用に適した高活性の2金属シアン化物錯体触媒を、反応物添加の順序、反応媒質の温度、および反応物の化学量論比を制御することにより、濾過可能な形で製造することができる。
請求項(抜粋):
(a)化学式M1 (X)nを有し、M1 がZn(II),Fe(II),Co(III),Ni(II),Mn(II),Co(II),Sn(II),Pb(II),Fe(III),Mo(IV),Mo(VI),Al(III),V(IV),V(V),Sr(II),W(IV),W(VI),Cu(II),およびCr(III)から成るグループから選択され、Xがハロゲン化物、水酸化物、スルフェート,カーボネート,シアネート,チオシアネート,イソシアネート,イソチオシアネート,カルボキレート,オキサレート,またはニトレートから成るグループから選択される第1の陰イオンであり、nがM1 の原子価状態を満たす整数である水溶性金属塩から成る第1の水溶液を、化学式(Y)aM2 (CN)b(A)cを有し、M2 がM1 と同じであるかまたは異なっていて、Fe(II),Fe(III),Co(III),Cr(III),Mn(II),Mn(III),Ir(III),Rh(III),Ru(II),V(IV),V(V),Co(II),およびCr(II)から成るグループから選択され、Yがアルカリ金属またはアルカリ土類であり、AがXと同じかまたは異なっていることのできる第2の陰イオンであって、ハロゲン化物、水酸化物、スルフェート,カーボネート,シアネート,チオシアネート,イソシアネート,イソチオシアネート,カルボキレート,オキサレート,またはニトレートから成るグループから選択され、aおよびbがそれぞれ1以上の整数であり、a,b,およびcが全体的な電気的中性を与えるように選択される水溶性金属シアン化物塩から成る第2の水溶液に添加して、前記水溶性金属塩と水溶性金属シアン化物塩との反応によって生成される粒状金属シアン化物錯体触媒の水性スラリーを作る工程であって、その際、前記水溶性金属シアン化物塩に対する前記水溶性金属塩の化学量論的過剰が少なくとも約100%であり、前記添加時の前記第2の水溶液の温度が約30°C〜75°Cであり、また、前記第1および第2の水溶液のどちらかまたは両方が、アルコール,アルデヒド,ケトン,エーテル,エステル,ウレア,アミド,ニトリル,またはスルフィドから成るグループから選択される第1の水混和性の異原子含有有機配位子を随意に含む工程、(b)前記水性スラリーを第2の水混和性の異原子含有有機配位子と配合し、該配位子が前記第1の有機配位子と同じであるかまたは異なっていることができて、アルコール,アルデヒド,ケトン,エーテル,エステル,ウレア,アミド,ニトリル,またはスルフィドから成るグループから選択される工程であって、前記第1および第2の水溶液のどちらも水混和性の異原子含有有機配位子を含まない場合を除き随意である工程、(c)濾過によって、前記水性スラリーから粒状金属シアン化物錯体触媒を採取する工程、から成ることを特徴とする金属シアン化物錯体触媒の製造方法。
IPC (4件):
C08G 65/10 NQE ,  C01C 3/11 ,  C08G 18/22 NFW ,  C08G 59/68 NKM

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