特許
J-GLOBAL ID:200903021588054066

周波数拡散通信受信装置およびその位相差補正方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-068525
公開番号(公開出願番号):特開平9-261116
出願日: 1996年03月25日
公開日(公表日): 1997年10月03日
要約:
【要約】【課題】 四捨五入などの数値操作を行なうことなく多数ビットどうしの乗算処理を少なくし、これにより小さい回路規模で正確な位相差補正を行なえるようにする。【解決手段】 mbit の位相差情報C・cos(θ) ,C・sin(θ) に対し、先ず乗算器11〜14でそれぞれ1bit の同相軸同期PN符号PN′I および直交軸同期PN符号PN′Q の乗算を行ない、その乗算出力を加算器16,17でたすき掛けに加算したのち、その加算出力に対し乗算器18,19でそれぞれnbit の入力データINI ,INQ の乗算を行ない、その各乗算出力を加算器20で相互に加算して復調データを得るようにしたものである。
請求項(抜粋):
周波数拡散された搬送波信号を受信し、この受信信号を位相が互いに直交する2つの局部発振信号を用いて直交復調して同相軸および直交軸の周波数拡散ベースバンド信号に変換し、これらの周波数拡散ベースバンド信号をディジタル値に変換したのち同期検波する周波数拡散通信受信装置において、前記受信信号と前記局部発振信号との位相差をそのcos 成分とsin 成分とに分けてそれぞれ検出する位相差検出手段と、この位相差検出手段により検出された位相差のcos 成分およびsin 成分に、周波数逆拡散のための同期拡散符号をそれぞれ乗算し、その乗算出力を相互に合成する第1の演算手段と、この第1の演算手段により得られた合成信号に対し前記周波数拡散ベースバンド信号のディジタル値を乗算し、その乗算出力を相互に加算して復調データを得る第2の演算手段とを具備したことを特徴とする周波数拡散通信受信装置。

前のページに戻る