特許

J-GLOBAL ID：200903021646296695

原子発振器

発明者： 久留 賢治 ,  木原 雅巳
出願人/特許権者： 日本電信電話株式会社
代理人 (1件)： 志賀 正武
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-045963
公開番号（公開出願番号）：特開平8-242029
出願日： 1995年03月06日
公開日（公表日）： 1996年09月17日
要約：

【要約】【目的】 原子に印加された磁界変化の影響を制御または補正して、周波数長期安定度を向上させる原子発振器を提供すること。【構成】 変調発振器11の出力を用いて周波数変調器12で電圧制御水晶発振器10の出力周波数を変調し、周波数シンセサイザ13でマイクロ波に変換して空胴共振器4に入力する。該マイクロ波の周波数とCs原子の共鳴周波数とが一致したとき、イオン化検出器6の出力電流は極大になる。該出力電流を信号増幅器14で増幅し、同期検波器15で同期検波を行い、周波数弁別信号を得る。この周波数弁別信号が0になるように電圧制御回路16で電圧制御水晶発振器10を制御する。このとき、Csビーム2への印加磁界を磁界センサ17及び磁界測定器18によって測定する。外部磁界等の影響で印加磁界が変化した場合、電流制御回路19は磁界発生用電流源7を制御し、印加磁界を一定値に保持する。

請求項（抜粋）：

外部から入力された電磁波の周波数と原子の共鳴周波数とが一致した時に出力が極大または極小になる原子共鳴手段と、前記原子共鳴手段に磁界を印加する磁界発生手段と、外部からの制御によってその発振周波数を変化させる従属発振器と、前記従属発振器の出力を前記原子共鳴手段における原子の共鳴周波数の近傍の電磁波に変換し、該電磁波を前記原子共鳴手段に入力する周波数変換手段と、前記原子共鳴手段の出力から、該原子共鳴手段の共鳴周波数と前記周波数変換手段の出力周波数との差に対応する周波数弁別信号を得る周波数弁別手段と、前記周波数弁別手段から出力された周波数弁別信号に従って、前記従属発振器の周波数を制御する周波数制御手段と、前記磁界発生手段によって前記原子共鳴手段に印加された磁界強度を測定する磁界測定手段と、前記磁界測定手段の測定値が一定になるように前記磁界発生手段を制御する磁界制御手段とを具備することを特徴とする原子発振器。

IPC (3件)：

H01S 1/00 ,  H01S 1/06 ,  H03L 7/26

FI (3件)：

H01S 1/00 ,  H01S 1/06 ,  H03L 7/26