特許
J-GLOBAL ID:200903021663057610

構造認識アミノ酸配列の取得方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金田 暢之 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-245677
公開番号(公開出願番号):特開2002-058479
出願日: 2000年08月14日
公開日(公表日): 2002年02月26日
要約:
【要約】【課題】 標的化学物質のみと選択的に結合するアミノ酸配列を有し、他に雑多な化学物質を含有する生体試料中に、目的とする標的化学物質が存在するか否かを高い確度で検定する目的にも利用が可能なペプチドに用いる構造認識アミノ酸配列を簡便に見出す方法の提供。【解決手段】 標的化学物質との結合能に基づき、ペプチドライブラリーをスクリーングした後、選別される標的化学物質との結合能を有する一群のペプチドについて、その他の生体物質を含む生体試料を用いて、他の生体物質との結合は実質的に起こさないペプチドのみを更にスクリーニングすると、挟雑物による干渉を排し、目的とする標的化学物質とのみ選択的に結合するペプチドのアミノ酸配列を採取することが可能となる。
請求項(抜粋):
生体試料に含有されうる標的化学物質の構造を認識し、前記標的化学物質と選択的な結合形成するペプチドに利用される構造認識アミノ酸配列を決定する方法であって、所定のアミノ酸長を有する可変領域がランダムなアミノ酸配列で構築されてなるペプチドライブラリーから、前記標的化学物質のみを担体上に固定化してなる第1のスクリーニング担体を用いて、前記第1のスクリーニング担体上に吸着するペプチド画分を分取する第1のスクリーニング工程と、前記第1のスクリーニング工程で採取される吸着するペプチド画分に含まれるペプチド群から、前記生体試料に含有される、前記標的化学物質以外の生体物質を非選択的に担体上に固定化してなる第2のスクリーニング担体を用いて、前記第2のスクリーニング担体上に吸着するペプチド画分を除き、前記第2のスクリーニング担体上に吸着しないペプチド画分のみを分取する第2のスクリーニング工程と、前記第2のスクリーニング工程で採取される、前記標的化学物質との結合能を有し、かつ、前記生体試料に含有される、その他の生体物質とは有意に結合しないペプチド画分から、それに含まれる各ペプチドについて、少なくとも、その由来するペプチドライブラリーの可変領域を含む、所定アミノ酸長の部分アミノ酸配列を決定するアミノ酸配列解析工程とを含み、前記のアミノ酸配列解析工程において、解明された前記各ペプチドの有する部分アミノ酸配列から前記ペプチドライブラリーの可変領域に相当する構造認識アミノ酸配列を決定することを特徴とする構造認識アミノ酸配列の取得方法。
IPC (3件):
C12N 15/09 ZNA ,  G01N 33/68 ,  C07K 7/08 ZCC
FI (3件):
G01N 33/68 ,  C07K 7/08 ZCC ,  C12N 15/00 ZNA A
Fターム (16件):
2G045AA34 ,  2G045CA25 ,  2G045CA26 ,  2G045CB01 ,  2G045DA36 ,  2G045FA11 ,  4B024AA11 ,  4B024AA20 ,  4B024BA80 ,  4B024HA11 ,  4H045AA10 ,  4H045BA16 ,  4H045CA40 ,  4H045EA50 ,  4H045FA72 ,  4H045FA74

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