特許
J-GLOBAL ID:200903021685484652

撓み噛合型伝動装置およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 有我 軍一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-263910
公開番号(公開出願番号):特開平9-177906
出願日: 1996年10月04日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】 噛合歯の歯形を改良することでフレクスプラインとサーキュラスプラインの拡張接触域における歯の干渉を確実に除去できる撓み噛合型伝動装置の製造を可能にする。【解決手段】 サーキュラスプライン28とフレクススプライン26の噛合接触により入力装置から出力装置へ回転運動を伝動する広範囲接触の装置に関し、フレクススプライン26はウェーブジェネレータ12により非円形に変形されて回転する。フレクススプライン26の歯末の歯形62Aを所定の式で定義することにより、フレクススプライン26の多くの噛合歯30がその歯面60をサーキュラスプライン28の歯末の歯面62Aに接触させることができるようになる。一方、サーキュラスプライン28の歯形は円、楕円又は放物線形のような略円弧を利用して形成される。
請求項(抜粋):
入力装置から出力装置に回転運動を伝動する撓み噛合型伝動装置であって、歯末の歯形と歯本の歯形を有する噛合歯が形成された剛性のサーキュラスプラインと、径方向で前記サーキュラスプラインに隣接する噛合歯を有し該噛合歯が前記歯末および歯本の歯形と両歯形の接続部分の歯形とを有する可撓性のフレクススプラインと、長軸および短軸を有し、径方向で前記サーキュラスプラインに近接するよう配設されるとともに、回転時に前記フレクススプラインを撓ませて前記フレクススプラインと前記サーキュラスプラインとの相対運動を生じさせる非円形のウェーブジェネレータと、を備え、前記サーキュラスプラインの噛合歯の少なくとも歯末の歯形が所定曲率の弧状線分で定義される歯形曲線を有するとともに、前記フレクススプラインの噛合歯の歯末の歯形が、該フレクススプラインの数個の噛合歯が前記サーキュラスプラインの噛合歯との接触状態を維持し得るように定義した歯形曲線を有することを特徴とする撓み噛合型伝動装置。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開平1-295051
  • 特開昭63-115943
  • 特開平1-295051
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