特許
J-GLOBAL ID:200903021695599610

前処理機構を具えた畦形成機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 岡本 清一郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-195426
公開番号(公開出願番号):特開平10-014307
出願日: 1996年07月04日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【課題】 旧畦を所要に削り取った部分に盛土し、この盛土を締め固めて新畦を形成する畦形成機を、構造簡素に且つコンパクトに構成する。【解決手段】 トラクタに付設されるチェーンケース6に前処理機構7と整畦機9を装置する。このケース6は、旧畦3と略直交する方向に長い偏平なボックス状を呈する。このケース6には、軸線が旧畦と平行する第1の駆動軸10と第2の駆動軸11と入力軸12とを前後方向に配置し、夫々に固設したスプロケット17にチェーン19を巻装する。入力軸12の回転駆動に伴うチェーン19の周回により、第1の駆動軸10と第2の駆動軸11が回転する。第1の駆動軸10に、旧畦を所要に削り取る回転削出刃21を固設する。又第2の駆動軸11には、削り取られた旧畦上に土を供給する土盛りロータ22を固設すると共に、旧畦上の盛土を締め固めて畦を形成する整畦機9を連結する。
請求項(抜粋):
走行機に付設されてその進行方向に、旧畦を修復しつつ新たな畦を形成する、前処理機構を具えた畦形成機であって、軸線が旧畦の長さ方向と平行し且つ相互間に所要間隔を隔てる如く配置された、入力軸と第1の駆動軸と第2の駆動軸の夫々にスプロケットを固設すると共に、旧畦の長さ方向と略直交する方向に並ぶこれらのスプロケットにチェーンを巻装し、旧畦に近い第1の駆動軸の、走行機の進行方向前方に向けて突出する軸部に、旧畦を所要に削り取る回転削出刃を固設する一方、旧畦に遠い第2の駆動軸の、走行機の進行方向前方に向けて突出する軸部には、該回転削出刃によって削り取られた旧畦上に土を供給するために田面の土を掻き上げる土盛りロータを固設してなり、又前記第2の駆動軸の、前記走行機の進行方向後方に向けて突出する軸部には、伝導要素を介して、旧畦上の盛土を締め固めて畦を形成する整畦機の駆動軸を連結してなり、前記入力軸の回転に伴う前記第1の駆動軸及び第2の駆動軸の回転により、前記回転削出刃が、旧畦の外側の部分から内側(田面側)に向けて旧畦を削り取るように回転し、且つ、前記土盛りロータが旧畦から離れる方向に田面に切り入るように回転する如くなしたことを特徴とする前処理機構を具えた畦形成機。

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