特許
J-GLOBAL ID:200903021696810233

車両用サスペンション装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 神戸 典和 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-212554
公開番号(公開出願番号):特開平8-072521
出願日: 1994年09月06日
公開日(公表日): 1996年03月19日
要約:
【要約】【目的】 車両用サスペンション装置において、小形化を図りつつ複数種類の運動の抑制を独立に行い得るようにする。【構成】 回転型シリンダ10において、可変容積室44,51をローリング抑制回路110に接続し、可変容積室49,50をヒービング抑制回路112に接続し、可変容積室47,48をローリング抑制回路114に接続し、可変容積室45,46を各輪振動抑制回路116に接続する。それぞれの抑制回路を互いに異なる可変容積室に接続するため、これらの運動抑制を独立に行い得る。また、4種類の抑制を独立に行うために各車輪に対して1つの回転型シリンダを設ければよく、4本の直線型シリンダを配設する場合より、設置スペースを小さくすることができる。
請求項(抜粋):
一端部が車体側部材に回動可能に支持され、他端部が前後左右の車輪に各々連結され、各車輪と車体側部材との上下方向の相対移動に伴って各々回動する4本のサスペンションアームと、それらサスペンションアームの各々とそれらに対応する前記車体側部材の各々との間に設けられ、各々ステータと、そのステータの内部の、ステータの中心線の回りに相対回転可能なロータとを備え、それらロータとステータとの間に、ロータとステータとの相対回転に伴って容積が変化する2対以上の可変容積室が形成された4個の回転型シリンダと、前記4本のサスペンションアームの各々とそれらに対応する車体側部材の各々との相対回動を対応する回転型シリンダに伝達して、その回転型シリンダのステータとロータとを相対回転させる伝達装置と、前記4個の回転型シリンダのうち、左右前輪と左右後輪との少なくとも一方の左右輪に対応する一対の左右回転型シリンダ対において、各々の回転型シリンダに対応する前記車体側部材の昇降の方向が逆の場合に、それぞれ容積が増加する少なくとも1個の可変容積室同士を接続する第一接続通路と、それぞれ容積が減少する少なくとも1個の可変容積室同士を接続する第二接続通路と、前記第一接続通路が接続された可変容積室と第二接続通路が接続された可変容積室との間における作動液の流通を、抵抗を与えつつ許容することにより前記一対の左右回転型シリンダ対に回転減衰力を発生させる第一減衰力発生装置とを含むローリング抑制回路と、前記4個の回転型シリンダを2個ずつに分けて成る2組の回転型シリンダ対の各々において、各々の回転型シリンダの前記第一接続通路も第二接続通路も接続されていない可変容積室であって、かつ、各々の回転型シリンダに対応する前記車体側部材の昇降の方向が同じ場合にそれぞれ容積が増加する少なくとも1個の可変容積室同士を接続する第三接続通路と、それぞれ容積が減少する少なくとも1個の可変容積室同士を接続する第四接続通路と、前記第三接続通路が接続された可変容積室と第四接続通路が接続された可変容積室との間に作動液の流通を抵抗を与えつつ許容することにより前記回転型シリンダ対に回転減衰力を発生させる第二減衰力発生装置とを含むヒービング抑制回路とを含むことを特徴とする車両用サスペンション装置。
IPC (3件):
B60G 21/06 ,  B60G 13/08 ,  F16F 9/14

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