特許
J-GLOBAL ID:200903021708909931

影の生成を伴うコンピュータ図形表示の方法及びシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 頓宮 孝一 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-009004
公開番号(公開出願番号):特開平6-083979
出願日: 1993年01月22日
公開日(公表日): 1994年03月25日
要約:
【要約】【構成】 影を作ることのできる各光源ごとに、プリミティブ・データ構造を通る複数回のパスが行われる。第1パスでは、シーンが通常の方式でフレーム・バッファに表現されるが、光仕様の周囲成分のみを使用し、また第1Zバッファは視点Z値で更新される。定義された各光源(i)ごとに、データ構造を通るさらに2回の追加パス(PASS2i及びPASS2i+1)が必要である。そのうちの第1パスでは、視点が光源の位置に動かされるような形で、変換マトリックスがセットアップされる。次にシーンが、通常の方式で表現されるが、フレーム・バッファは更新されず、第1Zバッファの代りに第2Zバッファ(光源ビューZバッファ)が使用される。次のパスでは、第1Zバッファと第2Zバッファの内容を使って、陰影付きの像と影が並列に生成される。【効果】 複数の光源を効率的に取り扱うことのできる陰影生成手法が提供される。
請求項(抜粋):
第1Zバッファと、第2Zバッファと、フレーム・バッファとを含み、これらの各バッファが像を形成する画素に対応する記憶位置を有し、前記の像が定義された視点と光源を有し、各プリミティブが、前記の定義された視点に関する1つまたは複数の画素(X,Y)と前記の定義された光源に関する1つまたは複数の画素(Xs,Ys)とによって表される、コンピュータ図形表示システムにおいて、少なくとも1つの幾何図形プリミティブから形成されるシーンを、影のある画素像として表現するための方法であって、(a)前記の少なくとも1つの幾何形状プリミティブを表す前記の各画素(X,Y)ごとに、(i)前記の定義された視点から前記画素までの深さを表す第1深度値(Z)を生成するステップと、(ii)第1深度値(Z)が、前記第1Zバッファの対応する画素位置に記憶された深度値に比べて前記視点まで同じまたはより近い場合に、前記第1Zバッファの前記の対応する画素位置に前記第1深度値(Z)をセーブするステップと、(b)前記の少なくとも1つの幾何形状プリミティブを表す前記の各画素(Xs,Ys)ごとに、(i)前記の定義された光源から前記画素までの深さを表す第2深度値(Zs)を生成するステップと、(ii)第2深度値(Zs)が、前記第2Zバッファの対応する画素位置に記憶された深度値に比べて前記光源まで同じまたはより近い場合に、前記第2Zバッファの前記の対応する画素位置に前記第2深度値(Zs)をセーブするステップと、(c)前記の像を形成する前記の各画素(X,Y)ごとに、(i)前記の定義された光源のみを使用して、前記画素(X,Y)の代表色の値(Rs,Gs,Bs)を生成するステップと、(ii)前記第1Zバッファの対応する深度値が、前記視点に見える画素を識別し、前記第2Zバッファの対応する深度値が、前記光源に見える画素を識別する場合に、前記代表色値(Rs、Gs、Bs)を前記フレーム・バッファの対応する(X,Y)位置に加えるステップとを含む、画素像表現方法。
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開平2-024785
  • 特開平3-127287

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