特許
J-GLOBAL ID:200903021731064744

活性汚泥処理法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-246607
公開番号(公開出願番号):特開平7-016589
出願日: 1991年08月31日
公開日(公表日): 1995年01月20日
要約:
【要約】【目的】活性汚泥処理するに当たりそれぞれ特徴のある原排水が流れてきても汎用的な設備で活性汚泥のバルキングを防止し、運転の安定化で省力化を計り、あわせて廃水処理設備設置面積を少なくし余剰汚泥の発生量を減少させ、有効資源として活用するのに適した活性汚泥処理法【構成】原水中の汚濁物質を活性汚泥処理するに当たり、予め原水に返送汚泥(反応汚泥)を混合攪拌したのち、反応汚泥を沈降濃縮ないし加圧浮上濃縮分離して、高い固形分を含む汚泥(吸着濃縮反応汚泥)と処理原水とを得る。吸着濃縮反応汚泥は、濃厚汚泥消化槽で嫌気・好気消化し、反応汚泥が吸着した汚濁物質は微生物分解して、消化汚泥を得る。この消化汚泥を連続的に曝気槽に戻して返送汚泥とともに循環使用することにより活性汚泥細菌が処理に適した状態に選択培養され、処理原水が高い効率で処理される。系外に排出される汚泥は消化が充分進行し、極めて少ない。
請求項(抜粋):
原水中の汚濁物質を活性汚泥処理するに当たり、予め原水に返送汚泥の一部(以降「反応汚泥」と称する)を混合攪拌する。原水に混合する反応汚泥量は、原水中の日平均有機汚濁物質量をCOD-Kgで求め、これにたいして、反応汚泥の乾燥固形分量が5%から300%、好ましくは30%から200%の範囲になるように供給する。その後、反応汚泥は原水から加圧浮上濃縮分離ないしは濃縮沈降分離して、0.5%以上好ましくは2%以上の固形分を含む汚泥(吸着濃縮反応汚泥)と処理原水とを得る。処理原水は、活性汚泥曝気槽で返送汚泥といっしょに曝気処理後固液分離して、最終放流水と返送汚泥とを得る。吸着濃縮反応汚泥は、濃厚汚泥消化槽で嫌気・好気消化し、反応汚泥が吸着した汚濁物質が微生物分解した、消化汚泥を得る。得られた消化汚泥は曝気槽に送られ処理原水や返送汚泥とともに再度曝気処理後、固液分離して再度返送汚泥が得られる循環経路を作る。活性汚泥曝気槽に送る消化汚泥量は原則としてその乾燥固形分量が反応汚泥の乾燥固形分量と等しくなるように供給し、曝気槽の活性汚泥濃度が一定に保たれるようにする。そして、活性汚泥処理の最終廃棄物は、濃厚汚泥消化槽から引き抜く消化汚泥が主であるが、活性汚泥処理槽の返送汚泥ラインからも引き抜けるようにした活性汚泥処理方法。
IPC (2件):
C02F 3/12 ZAB ,  C02F 11/02 ZAB
引用特許:
審査官引用 (2件)
  • 特開昭52-115569
  • 特開昭58-036698

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