特許
J-GLOBAL ID:200903021733524602

ニトロソ化合物又はニトロン化合物から誘導されたアルコキシアミン化合物を含む重合可能な組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 津国 肇 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-503116
公開番号(公開出願番号):特表2001-510208
出願日: 1998年07月03日
公開日(公表日): 2001年07月31日
要約:
【要約】a)の、少なくとも1種エチレン性不飽和モノマー又はオリゴマー及びb)式(I)(ここで、nは、0又は1である)で示される開始剤化合物を含む、重合可能な組成物。式(I)の化合物は、遊離基(a)及び式R10NO又は(b)で示される化合物から製造される。本発明の更なる特徴は、エチレン性不飽和モノマーの重合方法、新規な開始剤化合物及びこれらの重合への使用、中間体化合物並びにこの方法により製造されたポリマー又はコポリマーである。
請求項(抜粋):
a)少なくとも1種の、エチレン性不飽和モノマー又はオリゴマー、及びb)式(I):【化1】(式中、 nは、0又は1であり、 R1、R2及びR3は、それぞれ互いに独立して、水素、ハロゲン、NO2、シアノ、-CONR5R6、-(R9)COOR4、-C(O)-R7、-OR8、-SR8、-NHR8、-N(R8)2、カルバモイル、ジ(C1〜C18アルキル)カルバモイル、-C(=NR5)(NHR6);非置換の、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C2〜C18アルキニル、C7〜C9フェニルアルキル、C3〜C12シクロアルキル、又は少なくとも1つの窒素原子若しくは酸素原子を含むC3〜C12シクロアルキル;あるいはNO2、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノ置換の、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C2〜C18アルキニル、C7〜C9フェニルアルキル、C3〜C12シクロアルキル、又は少なくとも1つの窒素原子若しくは酸素原子を含むC3〜C12シクロアルキル;あるいは非置換又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノ置換の、フェニル又はナフチルであるか;あるいは R2とR3は、結合炭素原子と一緒になって、C3〜C12シクロアルキル基、(C4〜C12シクロアルカノン)-イル基又は少なくとも1つのO原子及び/又はNR8基を含むC3〜C12シクロアルキル基を形成し;あるいは nが1である場合には、下記式:【化2】の基は、下記式:【化3】の基であり; R4は、水素、C1〜C18アルキル、フェニル、アルカリ金属陽イオン又はテトラアルキルアンモニウム陽イオンであり; R5及びR6は、水素、C1〜C18アルキル、少なくとも1つのヒドロキシ基により置換されたC2〜C18アルキル、あるいは一緒になってC2〜C12アルキレン架橋基又は少なくとも1つのO原子又は/及びNR8原子により中断されたC2〜C12アルキレン架橋基を形成し; R7は、水素、C1〜C18アルキル又はフェニルであり; R8は、水素、C1〜C18アルキル又は少なくとも1つのヒドロキシ基により置換されたC2〜C18アルキルであり; R9は、C1〜C12アルキレン又は直接結合であり; R10は、第三級C原子を介して窒素原子に結合したC4〜C18アルキル、C9〜C11フェニルアルキル、C3〜C12シクロアルキル、又は少なくとも1つの窒素原子若しくは酸素原子を含むC3〜C12シクロアルキル;あるいはNO2、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノ置換の、第三級C原子を介して窒素原子に結合したC4〜C18アルキル、C9〜C11フェニルアルキル、C3〜C12シクロアルキル、又は少なくとも1つの窒素原子若しくは酸素原子を含むC3〜C12シクロアルキル;あるいは非置換又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノ置換の、フェニル又はナフチルであり; nが1である場合には、 R11は、C1〜C18アルキル、C7〜C9フェニルアルキル、C3〜C12シクロアルキル又は少なくとも1つの窒素原子若しくは酸素原子を含むC3〜C12シクロアルキル;あるいはNO2、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノ置換の、C1〜C18アルキル、C7〜C9フェニルアルキル、C3〜C12シクロアルキル、又は少なくとも1つの窒素原子若しくは酸素原子を含むC3〜C12シクロアルキル;あるいは非置換又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノ置換の、フェニル又はナフチル;あるいは多環式シクロ脂肪族環系又は少なくとも1つの2価若しくは3価の窒素原子を有する多環式シクロ脂肪族環系であるか;あるいは R10とR11は、一緒になって、C2〜C12アルキレン架橋基、C3〜C12アルキレノン架橋基、又は少なくとも1個のO原子若しくはN原子により中断されたC2〜C12アルキレン架橋基であり、これらの架橋基は非置換であるか又はC1〜C18アルキル、ヒドロキシ(C1〜C4)アルキル、フェニル、C7〜C9フェニルアルキル、NO2、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノで置換されており、 R12は、水素、-(R9)COOR4、シアノ、-OR8、-SR8、-NHR8、-N(R8)2、-NH-C(O)-R8、非置換の、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C2〜C18アルキニル、C7〜C9フェニルアルキル、C3〜C12シクロアルキル、又は少なくとも1つの窒素原子若しくは酸素原子を含むC3〜C12シクロアルキル;あるいはNO2、ハロゲン、アミノ、ヒドロキシ、シアノ、カルボキシ、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノ置換の、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C2〜C18アルキニル、C7〜C9フェニルアルキル、C3〜C12シクロアルキル、又は少なくとも1つの窒素原子若しくは酸素原子を含むC3〜C12シクロアルキル;あるいは非置換又はC1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、カルボキシ、C1〜C4アルキルアミノ若しくはジ(C1〜C4アルキル)アミノ置換の、フェニル又はナフチル;あるいは R11とR12は、結合炭素原子と一緒になって、C3〜C12シクロアルキル基を形成するが;ただし、 ビス-(2-シアノ-2-プロピル)-N-フェニルヒドロキシルアミンは除外され、n=0の場合には、R10は、基-CR1R2R3とは異なる)で示される開始剤化合物を含むことを特徴とする、重合可能な組成物。
IPC (5件):
C08F 4/00 ,  C07C239/20 ,  C08F 2/00 ,  C08F 2/38 ,  C08F293/00
FI (5件):
C08F 4/00 ,  C07C239/20 ,  C08F 2/00 Z ,  C08F 2/38 ,  C08F293/00

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