特許
J-GLOBAL ID:200903021765056201

長体変位計測装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 古谷 史旺 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-265773
公開番号(公開出願番号):特開平9-113250
出願日: 1995年10月13日
公開日(公表日): 1997年05月02日
要約:
【要約】【課題】 本発明は、長体に生じる変位を計測する長体変位計測装置に関し、演算手順の簡略化、応答性の向上をはかりつつ精度を高めることを目的とする。【解決手段】 長体の軸心方向に形成された複数nの区間iの境界における曲率Di を計測する歪みゲージ111〜11(n-1)と、各区間について、一端を原点とする軸心方向の座標Xn,最大値が「5」〜「7」である次数αに対して多項式yi=ΣkαiXiαが示す変位yi とその1〜(α1)次の導関数の値が連続することを示す複数の連続式 yi={yi+1|Xi+1=0},...,dα1yi/dXiα1={(dα1yi+1/dXi+1α1)|Xi+1=0} と、長体の両端の変位、傾斜、曲率、その変化率の内、(α+1)個を既知の値で示す境界条件式とからなる係数kαiの連立方程式を、上述した曲率Di の半値をk2(i+1)として代入して解く係数算出手段13と、これらの係数係数kαiを多項式に適用して変位yi を得る変位算出手段15とを備えて構成される。
請求項(抜粋):
長さが太さより大きい中空体あるいは中実体からなる長体の外周もしくは内周にその長体の軸心に沿って形成された複数nの区間i(=0〜(n-1))の境界に個別に貼着され、これらの区間の境界における曲率Di を計測する歪みゲージ111〜11(n-1)と、前記複数の区間について、一端を原点とする軸方向の座標Xn と最大値が「5」、「6」、「7」の何れかである次数αとに対して多項式yi=ΣkαiXiαで与えられる変位yi に併せて、その多項式の1次乃至(α-1)次の導関数でそれぞれ与えられる式の値が何れも境界において連続であることを区間の長さLi の下で示す複数の連続式yi={yi+1|Xi+1=0}、dyi/dXi={(dyi+1/dXi+1)|Xi+1=0}、...、dα-1yi/dXiα-1={(dα-1yi+1/dXi+1α-1)|Xi+1=0} と、これらの区間の最も外側に位置する2つの区間の端部であって隣接する区間の反対側に位置する各一端についてこれらの多項式と導関数とで与えられる変位、傾斜、曲率、その曲率の変化率の内、予め決められた(α+1)個の組み合わせを既知の値で示す境界条件式とからなる係数kαiの連立方程式に、前記複数の歪みゲージ111〜11(n-1)によって個別に計測された曲率Di の半値をk2(i+1)として代入してその連立方程式を解き、これらの係数を求める係数算出手段13と、前記k2(i+1)の値と前記係数算出手段13によって算出された係数kαiとを前記多項式に適用し、前記区間iの変位yi を個別に求める変位算出手段15とを備えたことを特徴とする長体変位計測装置。
IPC (2件):
G01B 21/00 ,  G01B 5/30
FI (2件):
G01B 21/00 A ,  G01B 5/30

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