特許
J-GLOBAL ID:200903021776311289

燃料電池の電解質膜回収方法およびその装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下出 隆史 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-334355
公開番号(公開出願番号):特開平8-171922
出願日: 1994年12月15日
公開日(公表日): 1996年07月02日
要約:
【要約】【目的】 燃料電池の構成を複雑にしないで、電解質膜の回収を容易化する。【構成】 まず、固体高分子型燃料電池10から取り外した接合体(電解質膜-電極接合体)20をメタノールで満たされた浸漬槽51に浸漬して、10分ほど放置する(図中、A)。この結果、接合体20の電解質膜11内の水がメタノールに置換され、電解質膜11が膨張して変形し、更には、電解質膜11と電極12,13とを接合するプロトン導電性固体高分子溶液の硬化物が溶解される。このため、電解質膜11と電極12,13との界面の接着力が弱くなり、電解質膜11が電極12,13から分離し易くなる。その後、電解質膜11と電極12,13とを分離し(B)、続いて、分離工程で分離した電解質膜11を水で満たした置換槽55に浸し、電解質膜11中のメタノールを水に置換する。その後、過酸化水素水で満たされた洗浄槽57に電解質膜11を移して洗浄を行なう。
請求項(抜粋):
燃料電池に設けられた電解質膜と電極との接合体から電解質膜を回収する燃料電池の電解質膜回収方法であって、前記電解質膜を所定の大きさ以上の膨張率でもって膨潤させる性質を有する液体中に、前記接合体を浸漬する浸漬工程と、該浸漬工程の後に、前記電解質膜と電極とを分離する分離工程とを備えた燃料電池の電解質膜回収方法。
IPC (2件):
H01M 8/04 ,  H01M 8/02

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