特許
J-GLOBAL ID:200903021798120622

ビスコースパルプの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青山 葆 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-512567
公開番号(公開出願番号):特表平8-503744
出願日: 1993年12月02日
公開日(公表日): 1996年04月23日
要約:
【要約】本発明は、濶葉樹、針葉樹または一年生植物のようなリグノセルロースからビスコースパルプを製造する方法に関し、この方法において、リグノセルロースを蒸解器中で最初に飽和水蒸気で処理してヘミセルロースを予備加水分解し、続いて、フラッシングせずに、先の硫酸塩パルプ蒸解の熱黒液(HSL)で、また所望により、新たな白液(WL)を加えて処理して、形成された酸性反応生成物を中和し、中和液(NL)をこのように蒸解器中で形成する。脱リグニン化に必要なアルカリ量を、新たな白液(WL)の形で、所望により、中和液(NL)の置換および温度調節と組み合せて加えた後、蒸解を温度勾配を用いるかまたは用いずに行う。所望の蒸解度に達したとき、熱黒液(HSL)の冷アルカリ洗浄濾液(WF)による置換によって蒸解を終了し、同時にパルプがなお付着しているリグニン崩壊生成物から分離され、このようにして得られたパルプを100°C以下の温度で蒸解器から排出する。
請求項(抜粋):
蒸気予備加水分解硫酸塩(クラフト)置換蒸解法によるリグノセルロースからのビスコースパルプの製造方法であって、飽和蒸気で予備加水分解後、蒸解器に先の蒸解の熱黒液(HSL)、および所望により新たな白液(WL)を充填し、それによって加水分解生成物を中和し、中和液(NL)をこのように蒸解器中で形成すること、脱リグニン化のための蒸解に必要な量のアルカリを新たな白液(WL)の形で供給し、従って、所望であれば、NLの部分量にとって代わること、蒸解が温度勾配を用いてまたは用いずに起こること、蒸解液(HSL)をアルカリ性洗浄濾液(WF)で置換することによって蒸解を完了し、このようにして、蒸解された繊維材料からアルカリ可溶性リグニンを洗い出し、蒸解器から排出するためにパルプを冷却することを特徴とする製造方法。
IPC (2件):
D21C 1/02 ,  D21C 3/02
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特公昭44-022201

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