特許
J-GLOBAL ID:200903021846286678

皮膚モデル膜

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-026498
公開番号(公開出願番号):特開平9-221528
出願日: 1996年02月14日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】【目的】 種々の薬物の透過挙動がヒトの皮膚に類似した性質を持つ、人工的な皮膚モデル膜を提供する。【構成】 下記一般式(I)、(II)および(III)で表わされるモノマー化合物をそれぞれ40〜70重量%、20〜55重量%および5〜40重量%の範囲で混合し、次いで重合と同時に製膜した後、式中Aで表される水酸基の保護基を除去して水素原子に置き換える処理を行うことにより得られる架橋型重合体、および該重合体からなる皮膚モデル膜。【化1】(式中、X1X2、X3は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基、Aは水酸基の保護基、R1〜R13は炭素数1〜6のアルキル基、p、q、x、yは2〜6の整数、m、nは3〜100の整数である。)【効果】 本発明の皮膚モデル膜は、種々の薬物の透過性がヒトの皮膚の場合と良い相関性を示し、薬物の経皮投与を目的としたin vitroでの薬物の皮膚透過実験におけるモデル膜として、また、皮膚適用製剤の品質管理、機能評価のための標準的な試験等に好適に用いられる。
請求項(抜粋):
下記一般式(I)【化1】(式中、X1は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基、Aは水酸基の保護基、pは2〜6の整数である。)で表される化合物を40〜70重量%、および下記一般式(II)【化2】(式中、X2は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基、R1〜R7は同一もしくは異なっても良く炭素数1〜6のアルキル基であり、qは2〜6の整数、mは3〜100の整数である。)で表わされるポリオルガノシロキサン化合物を20〜55重量%、および下記一般式(III)【化3】(式中、X3は水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、炭素数1〜6のアルキル基、R8〜R13は同一もしくは異なっても良く炭素数1〜6のアルキル基であり、xおよびyは2〜6の整数、nは3〜100の整数である。)で表されるポリオルガノシロキサン化合物を5〜40重量%それぞれ混合し、次いで重合と同時に製膜した後、前記Aで表される水酸基の保護基を除去して水素原子に置き換える処理を行うことにより得られる架橋型重合体。
IPC (5件):
C08F290/06 MRY ,  B01D 71/70 ,  C08F 8/00 MJD ,  C08F 8/12 MGH ,  C08J 5/18 CER
FI (5件):
C08F290/06 MRY ,  B01D 71/70 ,  C08F 8/00 MJD ,  C08F 8/12 MGH ,  C08J 5/18 CER

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