特許
J-GLOBAL ID:200903021851538448
光測距装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-183728
公開番号(公開出願番号):特開平10-031072
出願日: 1996年07月12日
公開日(公表日): 1998年02月03日
要約:
【要約】【課題】 大気の温度、湿度および気圧による屈折率の変化の影響なく長距離の測定が低出力の光で高精度にできる光測距装置を提供する。【解決手段】 基本周波数合成器(1)で作られる複数の周波数からパルスパターン発生器(2)によりその周波数ごとに疑似ランダムパルスを発生させ、これを用いて光変調器(4)により半導体レーザ(3)の光を変調して、フレーム整列制御装置(5)で所定のフレームパターン列を作成して、これを大気中に送出(7)する。目的地点に置いた反射鏡(8)からの戻り光を受信し(9)復調して、この復調波形から各周波数で位相差を求めて距離を求める。さらに、可変遅延装置(6)で位相をずらしながらパターンマッチング装置(14)で相関演算を行い、その極値から求められる位相差により補正値を求めて測定距離を決定する。この測定を複数の波長で行い、多波長法で気象条件の影響を消去する。
請求項(抜粋):
複数の波長の光を使用し、かつパルス光変調法を用いる光測距装置において、単一の基本クロック周波数から複数の基本周波数を発生させる基本周波数発生手段と、前記基本周波数により疑似ランダムパルスを発生させる疑似ランダムパルス発生手段と、前記疑似ランダムパルスにより変調された複数の光パルス光を用い、このパルス光のそれぞれのタイミングを識別する手段を付加してパルス光系列とし、さらにこのパルス光系列を前記光の波長ごとに時間枠を設けて時系列に配置した送信パルス光系列群を送信する送信手段と、前記送信手段で送信され、測距地点に置かれた光反射手段で反射された前記送信パルス光列系群を受信する受信手段と、前記受信手段で受信した受信パルス列系群から前記時間枠を識別して、前記時間枠ごとに前記受信パルス列系群を復調する復調手段と、前記復調手段で復調された復調パルス列系群から、前記光の波長が同一で基本周波数が異なる系列から再生した再生信号を比較して求められる位相差から絶対距離枠を算出する算出手段と、前記送信パルス光のタイミングに遅延または基本周波数ズレのいずれか加えて測った位相差により前記絶対距離枠に対する微小距離補正分を算出する補正手段と、この手段で算出された距離を、それぞれ異なる光波長について求め、これらの値を比較することによって最終的な距離を決定する手段と、を具備することを特徴とする光測距装置。
IPC (2件):
FI (2件):
G01S 17/36
, G01B 11/00 B
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