特許
J-GLOBAL ID:200903021908146606

電波距離計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 草野 卓 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-144355
公開番号(公開出願番号):特開平8-015420
出願日: 1994年06月27日
公開日(公表日): 1996年01月19日
要約:
【要約】【目的】 送信機及び受信機の信号伝送時間が温度ドリフトし、この影響により測定精度が低下するのを防止する。【構成】 送信機3より基準パルスPに同期してパルスSを送出し、送信アンテナ4から対応する電波が送信される。被測定物で反射された電波は受信アンテナ6で受信され、受信機7で検出され、反射信号R′が得られる。送信アンテナから受信アンテナにリークした電波も同様に受信機7で検波され、リーク波r′が得られる。第1,第2パルス発生器8,21では前記R′又はr′を追尾して捕捉パルスR′′及びr′′をそれぞれ出力する。第1,第2時間測定回路9,22では、R′′又はr′′と基準パルスPとの時間差tb=ts+ta+tr又はtc=ts+trを検出し、対応する電圧Vb=ηtb及びVc=ηtcをそれぞれ発生する。差動回路14では両電圧の差Vout=ηtaを出力する。ts,trは送信機又は受信機の信号伝送時間、taは被測定物〜アンテナ間の往復伝播時間である。
請求項(抜粋):
基準パルス発生回路と、その基準パルスに同期して送信パルスを発生するパルス送信機(その入出力間の信号伝送時間をtsとする)と、その送信パルスを電波に変換して被測定物に送信する送信アンテナと、被測定物で反射された電波を受信する受信アンテナと、その受信アンテナの出力を増幅、検波する受信機(その入出力間の信号伝送時間をtrとする)と、その受信機の出力に追尾して反射信号捕捉パルスを発生する第1パルス発生回路と、その反射信号捕捉パルスと前記基準パルスとの時間差tb=ts+tr+ta(taは前記送信/受信アンテナと被測定物との間を電波が往復する時間)を検出し、対応する電圧Vb=ηtb(ηは時間/電圧変換係数)を出力する第1時間検出回路と、その第1時間検出回路の出力に含まれる誤差分を補正するための補償電圧を発生する補償電圧発生回路と、その補償電圧と前記第1時間検出回路の出力との差を検出して、被測定物迄の距離に対応する信号を出力する差動回路とを具備する電波距離計において、前記補償電圧発生回路が、前記受信機出力の前記送信アンテナより前記受信アンテナへ直接リークした電波に対応する信号を追尾して、アンテナ間リーク波捕捉パルスを発生する第2パルス発生回路と、そのアンテナ間リーク波捕捉パルスと前記基準パルスとの時間差tc=ts+trを検出し、その時間差に対応する補償電圧Vc=ηtcを発生する第2時間検出回路とを具備することを特徴とする、電波距離計。
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • 特開昭57-111479
  • 特開昭57-111479
  • 特開昭57-111479
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