特許
J-GLOBAL ID:200903021912186310

ロータリー式圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 和田 成則
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-052959
公開番号(公開出願番号):特開平8-247066
出願日: 1995年03月13日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 耐焼付き性と耐摩耗性を有し耐久性の高いロータリー式圧縮機を提供する。【構成】 ロータリー式圧縮機のローラ2を鉄系焼結合金により形成する。鉄系焼結合金はCr、Mn、Moを含む鉄基地中に基地よりもCr量の多い鉄基硬質粒子5〜20%と、銅または銅合金粒子1〜10%が分散した組織を呈する焼結合金、またはこの焼結合金に水蒸気処理を施した合金を用いる。ローラの摺動相手となるベーン4は高速度工具鋼組成で熱処理された焼結鋼の気孔中に鉛溶浸した合金から形成する。
請求項(抜粋):
シリンダ内に位置し、かつこのシリンダ内周面に接触しながら偏心回転運動を行うローラと、上記シリンダ内周面のスリット部にスライド可能に挿入されるとともに、上記ローラ外周面に接触しながら当該スリット部に沿って往復移動するベーンと、を備えるロータリー式圧縮機において、上記ローラが、下記A、B、C、Dいずれかの焼結合金からなり、上記ベーンが、下記焼結合金Eからなることを特徴とするロータリー圧縮機。<焼結合金A>全体組成が重量比でCr:1.8〜4%、Mn:0.06〜1%、Mo:0.07〜1%、P:0.06〜1.5%、[Cu、Cu-8〜11%Sn、およびCu-5〜30%Ni]のいずれか1種:1〜10%、C:1.5〜4%、Fe:残部で、かつCr、Mn、Moを含む鉄基地中に基地よりもCr量の多い鉄基硬質粒子5〜20%と、銅または銅合金粒子1〜10%が分散してなる組織を呈する鉄系焼結合金。<焼結合金B>上記焼結合金Aの全体組成に加えて、[W:0.4%以下、およびV:0.1%以下]の少なくともいずれか1種を含有し、かつWまたはVが鉄基硬質粒子に含有してなる鉄系焼結合金。<焼結合金C>上記焼結合金Aの全体組成に加えて、S:0.03〜1%を含有してなる鉄系焼結合金。<焼結合金D>上記A、B、Cいずれかの焼結合金からなり、かつ密度比が75〜90%で、表面および気孔に水蒸気処理による金属酸化物を形成してなる鉄系焼結合金。<焼結合金E>全体組成が重量比でC:0.2〜3%、Si:0.1〜0.8%、Cr:3.5〜4.5%、W:1.2〜15%、V:0.5〜10%、[Mo:3〜10%およびCo:4〜17%]の少なくともいずれか1種:3〜19%、Fe:残部で、熱処理組織を呈し、かつ密度比が75〜85%の焼結合金の気孔内に鉛を重量比で15〜30%溶浸させてなる鉄系焼結合金。
IPC (6件):
F04C 18/356 ,  B22F 3/26 ,  C22C 38/00 304 ,  C22C 38/22 ,  C22C 38/30 ,  F16C 13/00
FI (7件):
F04C 18/356 W ,  F04C 18/356 A ,  B22F 3/26 B ,  C22C 38/00 304 ,  C22C 38/22 ,  C22C 38/30 ,  F16C 13/00 A

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