特許
J-GLOBAL ID:200903021949950410
車輌における減圧タイヤを検出する方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
朝日奈 宗太 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-241323
公開番号(公開出願番号):特開平7-149120
出願日: 1994年10月05日
公開日(公表日): 1995年06月13日
要約:
【要約】【目的】 誤信号を除去して車輌の減圧したタイヤを検知し、車輌が走行している実質上の全時間にわたって減圧を検知する方法を提供する。【構成】 各車輪における車輪速度センサーからえられる角速度信号を比較し、タイヤの回転半径を比較することによって車輪の減圧したタイヤを検知する方法であって、通常走行時におけるエラー値が0.05から0.5の範囲にあるときにセットアップ処理により求めた明らかに減圧していると考えられるタイヤを有する車輌の車輪係数でエラー値を除して標準化された補正エラー値を計算し、その大きさが0.05から0.5の範囲にあると検知されたときに少なくとも一つのタイヤが減圧されていることを表示するために車輌に装備されたタイヤ警告表示器を作動させる。
請求項(抜粋):
左前、右前、左後、右後の各車輪位置における車輪(1〜4)上の車輪速度センサーからの角速度信号C1、C2、C3およびC4を比較してタイヤの回転半径を比較することによって、車輌の減圧したタイヤを検知する方法であって、(1)対角位置にある一組の車輪の信号の和から同じく対角位置にある別の一組の車輪の信号の和を減じる処理を4個の角速度信号C1〜C4について中央処理装置において行ない、その結果を総和の平均の百分率としてつぎの式DEL ́=(C1+C4-C2-C3)×50/((C1+C2+C3+C4)/4)により表わすことによって通常走行時のエラー値DEL ́を計算するステップ、および(2)当該エラー値DEL ́が0.05から0.5の範囲にあることおよび角速度信号C1〜C4を互いに比較してどのタイヤが明らかに減圧しているかを決定する処理を実行中であることを検知するステップからなり、さらに、(3)各タイヤの圧力を順に0.6バール減圧させる一方、他のタイヤは所定圧力に維持した状態で車輌を一定速度で直線走行させ、通常走行時におけるDEL ́についての前記方法により減圧タイヤによって作り出された各車輪Wについての車輪エラー値DEL ́FAC(W)をつぎの式DEL ́FAC=(C1+C4-C2-C3)×50/((C1+C2+C3+C4)/4)で計算し、そして、4個の車輪係数が互いに関係づけられるように、車輪に対する車輪エラー値DEL ́FAC(W)を一つの車輪のエラー値DEL ́FACで除することによって各車輪についての車輪係数FAC(W)をつぎの式FAC(W)=DEL ́FAC(W)/DEL ́FAC(1)、またはFAC(W)=DEL ́FAC(W)/DEL ́FAC(2)、またはFAC(W)=DEL ́FAC(W)/DEL ́FAC(3)、またはFAC(W)=DEL ́FAC(W)/DEL ́FAC(4)のように計算して車輌の各車輪についての車輪係数FAC(W)、W=1、2、3、4を決定するキャリブレーションのステップ、および車輌の通常走行時において、エラー値DEL ́を明らかに減圧しているタイヤを有する車輪に対する車輪係数FAC(W)により除することによって標準化された補正エラー値STDDELを計算し、もし当該標準化された補正エラー値STDDELが0.05から0.5の範囲にあれば、最終的に車輌における特定の車輪のタイヤが減圧していることを表示するために車輌に装備されたタイヤ警告表示器を作動させるステップを含むことを特徴とする車輌における減圧タイヤの検出方法。
IPC (2件):
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