特許
J-GLOBAL ID:200903021950740364

赤外線反射膜付き白熱電球

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-062650
公開番号(公開出願番号):特開2000-260398
出願日: 1999年03月10日
公開日(公表日): 2000年09月22日
要約:
【要約】【課題】 従来のイエローバルブに使用される赤外線反射膜付き白熱電球の場合、赤外線反射膜に加えて、8〜12層の高屈折率膜と低屈折率膜とが交互に積層された青色光を反射する多層膜フィルタを形成する必要があるため、全体として20層近くまたはそれ以上に膜を積層しなければならず、作業工程時間が長く、また、材料費が多くかかるためコスト高になってしまうといった問題があり、こうした問題の解決が課題とされるものとなっていた。【解決手段】 本発明により、赤外線反射膜2は高屈折率膜2aと低屈折率膜2bとが交互に積層された構成とし、高屈折率膜2aのうち少なくとも一層は600nm以下の波長の光を吸収する特性を有するものとしたことで、高屈折率膜2aによって600nm以下の波長の光即ち青色の光が吸収されるため膜を透過せず、イエローバルブに必要とされる黄色光の発光を得ることが可能となり、従来のように赤外線反射膜に加えて青色光を反射する多層膜フィルタを別途形成する必要はなくなり、課題を解決するものである。
請求項(抜粋):
バルブ表面にフィラメントから発せられる光束中の赤外線を前記フィラメントに帰還させる赤外線反射膜が設けられて成る赤外線反射膜付き白熱電球において、前記赤外線反射膜は高屈折率膜と低屈折率膜とが交互に積層されて構成され、前記高屈折率膜のうち少なくとも一層は600nm以下の波長の光を吸収する特性を有していることを特徴とする赤外線反射膜付き白熱電球。

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