特許
J-GLOBAL ID:200903021960755068

ロックアップ機構付流体伝動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 菊谷 公男 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-218259
公開番号(公開出願番号):特開平6-042606
出願日: 1992年07月24日
公開日(公表日): 1994年02月18日
要約:
【要約】【目的】 均一な油圧バランスを確保しながらロックアップ機構付流体伝動装置の冷却効率を向上させる。【構成】 ロックアップ締結時の摩擦面となるリング状フェーシング32のコンバータケース2との当接面33に、螺旋状のオイル38溝を設け、締結時にこのオイル溝によりトルクコンバータ室7側からロックアップオイル室10へ作動オイルが流れるようにする。トルクコンバータ室の流体が循環されてその温度上昇が抑止されるとともに、フェーシングとコンバータケースの当接面での発熱も効率よく冷却される。またオイル溝が螺旋状に延びているから、ロックアップピストン30全体にかかる圧力が均一化され、締結時のロックアップピストンの移動が円滑に行なわれる。オイル溝は、フェーシングの成形時にその圧着型に螺旋状の凸条を付加したものを用いるだけで形成され、加工工程が不要である。
請求項(抜粋):
入力軸にケースを介して結合されたポンプ羽根車と、該ポンプ羽根車に対向して配置され出力軸に結合されたタービン羽根車とを備えて前記ケース内にトルクコンバータ室を形成するとともに、前記タービン羽根車とケースの間に設けられ前記出力軸に対して回転方向には一体に回転し、軸方向には相対的に移動可能とされたロックアップピストンと、該ロックアップピストンの前記ケースに対するロックアップ締結部に設けられたフェーシングとを備え、前記ロックアップピストンとケースとの間に形成されるロックアップ流体室の流体をドレーンすることにより、前記トルクコンバータ室とロックアップ流体室との間に差圧を生じさせてロックアップ締結を行なうようにしたロックアップ機構付流体伝動装置において、前記フェーシングの前記ケースとの当接面に螺旋状の溝が設けられ、ロックアップ締結時前記トルクコンバータ室とロックアップ流体室とを連通するようにしたことを特徴とするロックアップ機構付流体伝動装置。

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