特許
J-GLOBAL ID:200903021964686737

並列計算機のプロセッサ間相互アクセス方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 笹岡 茂 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-185408
公開番号(公開出願番号):特開平8-030567
出願日: 1994年07月14日
公開日(公表日): 1996年02月02日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 複数の並列プログラムが動作する並列計算機の各プロセッサのプロセスが、他プロセッサ上のプロセスの仮想空間を相互にアクセス可能にする。【構成】 並列計算機は、並列プログラムが動作中である各プロセスの持つ全ての共有領域に共通な識別子として並列プログラムの識別子を割当て、各プロセッサは共有領域識別子に対応して自プロセッサ内の各プロセスの共有領域の情報を保持する領域指定テーブル106、206を備え、要求側プロセッサ101は、識別子を領域指定レジスタ104に、相手先プロセッサ番号をPE番号レジスタにセットし、アクセスを行うデータの仮想アドレスを指定し、識別子と相手先プロセッサ番号と仮想アドレスをTLBで変換した実アドレスのオフセットを返答側プロセッサ201に送出し、返答側は、領域指定テーブルの内容と識別子に基づきオフセットを自己のプロセッサ内での対応する実アドレスに変換する。
請求項(抜粋):
1台以上のプロセッサと該1台以上のプロセッサにより使用される主記憶装置からなる複数のクラスタと、該複数のクラスタを接続するネットワークを具備し、それぞれのプロセッサにおいて仮想空間が割り当てられた少なくとも1つのプロセスが動作し、システム内の1以上のクラスタ上の前記各プロセッサ上で動作する複数の前記プロセスの集合により構成される並列プログラムが少なくとも1つ動作する並列計算機において、前記クラスタ内の各プロセッサで動作中の並列プログラムのプロセッサ担当部分である前記プロセスが、他クラスタ内のプロセッサ上で同一並列プログラムを構成するプロセスの仮想空間上の共有領域に対応する実メモリ領域をアクセス可能にするプロセッサ間相互アクセス方法であって、前記並列計算機は、並列プログラムが動作中である各プロセスの持つ全ての共有領域に共通な識別子として並列プログラムの識別子を割当て、各プロセッサは前記共有領域識別子に対応して自プロセッサ内の各プロセスの共有領域の情報を保持する領域指定テーブルを備え、要求側プロセッサは前記共有領域識別子と、アクセスを行う共有領域を保持する相手先プロセッサ番号と、アクセスを行うデータの仮想アドレスを指定し、該識別子と該相手先プロセッサ番号と該仮想アドレスを変換して得られた実アドレスのオフセットを返答側プロセッサに送出してアクセスを行い、返答側プロセッサは、前記領域指定テーブルの内容と前記共有領域識別子に基づき前記オフセットを自己のプロセッサ内での対応する実アドレスに変換することを特徴とする並列計算機のプロセッサ間相互アクセス方法。

前のページに戻る