特許
J-GLOBAL ID:200903021976321840

管状回路システムに周期的回転慣性力を与えてその内部の液体に連続的圧力および流れを生じさせる機構から成るポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 斎藤 侑 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-162771
公開番号(公開出願番号):特開2000-035000
出願日: 1999年06月09日
公開日(公表日): 2000年02月02日
要約:
【要約】【課題】 簡単な構造で、多方面で利用でき、製造コストが安いポンプを実現する。【解決手段】 支持フレームと、二つのローターR1およびR2と、これらを相対位相角0°および90°で周期的に交互に動作させるためのコネクチングロッド・クランクシステムまたはそれと同等のシステムと、二つの管状2相サーキットとからなる。2相サーキットは、並列接続された二つの同一の管(サーキット)と、これらの二つの接続点に接続された入口管と出口管とを有する。
請求項(抜粋):
管状回路のシステムに周期的回転慣性力を伝達してその内部の液体に連続的圧力および流れを生じさせる機構から成るポンプであって、前記管状回路は一組または二組の同一の2相サーキットを構成するように配置され、各2相サーキットは、二つの同一の管状サーキットC1およびC1'の並列回路によって構成され、管状サーキットC1およびC1'は、液体のための入口管E1と出口管U1とを共通に有しており、これらの管は入口から左向きおよび右向きにそれぞれ巻かれており、各サーキットの開始点である入口には逆止弁が設けられて入口から出口へ向かう流体の移動のみが許容されるようになっており、2相サーキットは、ローター回転軸に垂直な平面上へのサーキットC1およびC1'の投影面積が同一で最大となるように、ローターに剛性的に固定されており、コネクチングロッド・クランクシステムまたはその他の適切なシステムによって、単純化の目的のためには正弦波であると仮定される周期的な振動をこのローターに与えるようになっており、ローターの回転速度が正のピークになるクランク回転角度がθ=0°であると仮定した場合、クランク回転角度範囲θ(0°;180°)においては、サーキットC1内の液体の全ての点に正の慣性要素力(inertial elementary force)が作用し、この慣性要素力のピークにより、部分U1とE1との間に【数1】で表される圧力差を発生し、同様に、回転角度範囲θ(180°;360°)においては、サーキットC1'内の液体が差圧【数2】を発生し、従って、回転角度範囲θ(0°;360°)においては、【数3】の圧力差が発生され(なお、|sinθ|はsinθの絶対値)、上記に鑑み、2相サーキットはポンプの動作において、a)θ(0°;360°)においては、ローターの回転振動の符号に関わらず、2相サーキットの出口U1と入口E1との間に、【数4】の項を変化させることによって容易に調節できる上記の圧力を発生し、b)直列接続された二つの同一の2相サーキットに周波数が同じで相対位相が0°と90°の周期的な加速度を加えることにより、上記の2相ポンプを実現し、更にc)適切に位相のずらされた4つの2相サーキットから成る、並列接続された二つの同一の2相ポンプにより4相ポンプを構成するという基本的な役割を果たすことを特徴とするポンプ。
IPC (2件):
F04F 7/00 ,  F16K 15/00
FI (2件):
F04F 7/00 ,  F16K 15/00

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