特許
J-GLOBAL ID:200903021986999453

ニッケル及び/又はコバルトの抽出・分離法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-063189
公開番号(公開出願番号):特開平8-035023
出願日: 1995年03月22日
公開日(公表日): 1996年02月06日
要約:
【要約】【目的】 鉱石の酸浸出により得た水溶液の液-液抽出によりニッケル及び/又はコバルトを回収・分離する金属回収湿式精練法を提供すること。【構成】 酸浸出由来供給水溶液を準備する。この供給水溶液は、ニッケル及び/又はコバルトイオンを有している。水溶液のpHを約2〜6のレベルに維持する。供給水溶液を抽出剤含有水不混和性有機相と接触させて、ニッケル及び/又はコバルト金属イオンを移行させることにより金属含有有機相を形成する。前記抽出剤が少なくとも一種の有機可溶性ジチオホスフィン酸又はそのアルカリ若しくはアルカリ土類金属若しくはアンモニウム塩を含有している。供給水溶液は、クロム(VI)イオン、鉄(III)イオン及び銅イオンレベルが前記抽出剤を反復使用できる程度に十分低い。次に、前記金属含有有機相を前記金属含有供給水溶液から分離する。最後に、供給水溶液から分離後、金属含有有機相をストリップ水溶液と接触させて前記移行したニッケル及び/又はコバルトを前記金属含有有機相から回収する。
請求項(抜粋):
金属回収湿式精練法であって、前記方法が、a)酸浸出により得た、ニッケル及びコバルトイオンからなる群から選択される少なくとも一種の金属を含む供給水溶液を準備する工程と、b)前記水溶液のpHを2〜6のレベルに維持する工程と、c)前記供給水溶液を抽出剤含有水不混和性有機相と接触させて、前記供給水溶液中の金属を前記抽出剤に移行させ、金属含有有機相を形成する工程であって、前記抽出剤が少なくとも一種の有機可溶性ジチオホスフィン酸又はそのアルカリ若しくはアルカリ土類金属若しくはアンモニウム塩を含んでなり、前記供給水溶液のクロム(VI)イオン、鉄(III )イオン及び銅イオンレベルが前記抽出剤を反復使用できる程度に十分低い工程と、d)前記金属含有有機相を前記金属含有供給水溶液から分離する工程と、e)前記金属含有有機相をストリップ水溶液と接触させて前記移行金属を前記金属含有有機相から回収する工程、とからなることを特徴とする精練法。

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